メルセデス・ベンツ日本、5車種をリコール

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メルセデス・ベンツ日本は4月22日、「AMG GT43 4MATIC+」、「AMG GT63S 4MATIC+」、「E350e」、「E350de」、「GLE300d 4MATICe」のリコールを国土交通省に届け出た。

「AMG GT43 4MATIC+」、「AMG GT63S 4MATIC+」

走行装置等(ホイールハブキャップ)の不具合で、対象は平成30年6月28日~令和2年7月14日に生産された367台。

タイヤホイールのハブキャップにおいて、製造管理が不適切なためラッチの成型不良が発生し、ロックのかかりが弱いものがある。そのため、走行振動等で当該ロックが外れ、最悪の場合、ハブキャップやリングカバーがタイヤホイールから走行中に脱落することで他の交通の妨げになるおそれがある。改善措置は、全車両でタイヤホイールのハブキャップを対策品に交換する。

不具合は6件発生している。

「E350e」「E350de」

電気配線(高電圧配線)の不具合で、対象は平成30年4月23日~令和2年8月17日に生産された401台。

ハイブリット車両の高電圧配線において、シールド線の接点の設計が不適切なため、高負荷運転等で電気モータのアシスト量が多い走行を行うと、接点の抵抗が増えて許容電流を超え、シールド効果が十分に得られないことがある。そのため、発生した電気的ノイズを電気モータ制御装置が受けることで通信障害を引き起こし、最悪の場合、走行中にエンジンが停止し、走行不能になるおそれがある。 改善措置は、全車両で高電圧配線を対策品に交換する。

「GLE300d 4MATICe」

横滑り防止装置(ESP)に不具合で、対象は令和元年7月3日~令和2年6月10日に生産された501台。

ESPコントロールユニットの制御プログラムが不適切なため、高速操舵を繰り返し行う試験においてタイヤに過大な応力がかかり安定して走行できないおそれがあるため、基準に適合しない。改善措置は、全車両でESPコントロールユニットの制御プログラムを対策プログラムに書き換える。

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