ヨコハマタイヤリトレッド、北海道事業所が「令和2年度北海道ゼロ・エミ大賞」の「大賞」受賞

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横浜ゴムのグループ会社であるヨコハマタイヤリトレッド株式会社は3月22日、同社の北海道事業所(ヨコハマタイヤリトレッド北海道事業所)が3月に「令和2年度北海道ゼロ・エミ大賞」の「大賞」を受賞したと発表した。2005年から始まった「北海道ゼロ・エミ大賞」で、タイヤメーカーが表彰されるのは初となる。

 

「ゼロ・エミ」とはゼロ・エミッションの略称で、ある産業から出るすべての廃棄物を新たに他の分野の原料として活用し、社会全体であらゆる廃棄物をゼロにすることを目指すという国連大学が提唱している構想。「北海道ゼロ・エミ大賞」とは、北海道が廃棄物の発生・排出抑制および二酸化炭素の排出抑制に関する意識の醸成や環境経営の普及を促し、循環型社会の形成促進と地球温暖化防止に資するため、道内で模範的な取組を行っている事業所を表彰する制度となる。

 

リトレッドタイヤとは、摩耗により交換が必要となったタイヤのトレッド部に、新しいトレッドゴムを再加工してタイヤの機能を復元し再使用するタイヤで、廃棄物の抑制(リデュース)、再使用(リユース)、再利用(リサイクル)と3Rのすべてを網羅しており、更生タイヤとも呼ばれている。

 

ヨコハマタイヤリトレッド北海道事業所は、北海道内で発生する使用済みタイヤからリトレッドタイヤを製造し道内で販売する地産地消事業を行っているほか、製造途中で発生するゴム資源も地元企業と連携してタイヤ以外の商品へリサイクル活用するなど完全ゼロ・エミッションを達成し、CO2削減活動も推進している。今回は、上記の積極的な環境の保全に資する活動が評価されての大賞受賞となった。なお、同事業所の環境・社会貢献活動は、これまでに胆振東部地震復興活動に対する勇払郡むかわ町長の感謝状(2019年)、ウトナイ湖サンクチュアリ環境保護活動に対する公益財団法人日本野鳥の会の感謝状(2020年)、苫小牧市ワークライフバランス等企業表彰の未来を見つめる職場づくり賞(2020年)などを受賞している。

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