日産、新型「パスファインダー」をフルモデルチェンジ、北米市場で2021年夏より販売開始

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日産は2月4日、大型SUV「パスファインダー」のフルモデルチェンジを実施し、(2022年モデルとして)2021年夏より北米市場で販売を開始すると発表した。新型「パスファインダー」では、高い耐久性に加え、快適性と最先端のコネクテッド技術、安全性能の向上を図った。

 

<SUVらしさと力強さを演出するエクステリア>

力強いフロントフェイス、厚みあるブリスターフェンダー、さらに短くなったフロントオーバーハングなどにより力強さと性能を表現するデザインを採用。初代「パスファインダー」へのオマージュとして、スリースロットグリルと組み合わされたVモーショングリル、C字型のヘッドライト、流れるようなルーフラインなどを取り入れ、Cピラーには「パスファインダー」初となるツートンカラーを採用することなどにより、SUVらしさを演出している。また、リア部分では初代のモデルを彷彿とさせるスクエア形状のデザインを採用している。

 

<最大出力284PS/最大トルク259lb-ftを発揮する3.5リッター直噴V6エンジン搭載、新型9速オートマッチックトランスミッション採用>

全てのグレードに、最大出力284PS、最大トルク259lb-ftを発生する3.5リッター直噴V6エンジンを搭載。新型の9速オートマッチックトランスミッションとの組み合わせにより、滑らかでありながら、力強くダイレクトなレスポンスを実現している。

 

4WDモデルでは、7種類のモードを選択できるドライブ&テレインモードセレクターを備えた新型インテリジェント4WDを搭載。ダイレクトカップリング式の4WDシステムは、油圧でクラッチを制御することによりパワーを伝達し、トラクションが低いシーンでも4輪の駆動力をしっかりと路面に伝達する。モードは、ノーマル、スポーツ、エコ、スノー、サンド、マッド/ラット、トーイングから選択でき、モードを切り替えるとポップアップ通知でメーターに表示される仕組みとなっている。

 

<ファミリー層のニーズに応える快適性と実用性を実現したインテリア>

インテリアでは、様々な情報を表示することでドライバーの運転をサポートする12.3インチのデジタルディスプレイを新たに採用。10.8インチサイズのヘッドアップディスプレイも備えている。

 

インターロッキングデザインのサイドベントとドアフィニッシャーは頑強さを演出し、電動シフターの採用により「ブリッジ」形状のセンターコンソールの下部に収納スペースを設けることで実用性を向上した。

 

また、標準モデルは乗車定員を8人とする一方、「パスファインダー」として初めて2列目にキャプテンシートを採用したグレードを設定。脱着可能なセンターコンソールを工具なしで取り外し可能にすることで、多彩な使い方が可能となっている。

 

<日産セーフティシールド360を標準装備、最先端の安全技術も搭載>

SV、SL両グレードには、同モデル初となる日産の先進運転支援技術「ProPILOT Assist」を搭載。ステアリング制御とインテリジェントクルーズコントロールの組み合わせにより、高速道路において巡行時から渋滞時まで、アクセル、ブレーキ、ステアリングを統合制御することで運転をサポートする。

 

プラチナグレードには「ProPILOT Assist with Navi-link」を装備。ナビゲーションの地図情報を活用して、前方のカーブや分岐合流点に合わせてスムーズに車速を調整するとともに、高速道路の出口での減速等を支援する。

 

全てのグレードに、歩行者検知機能を備えたインテリジェント エマージェンシーブレーキ、ブラインドスポットワーニング、リアクロストラフィックワーニング、レーンデパーチャーワーニング、ハイビームアシストなどから構成された、日産セーフティシールド360を標準装備した。さらに、インテリジェント前方衝突予測警告、インテリジェントドライバーアラート、リアドアアラートも標準装備されており、ブラインドスポットインターベンション、インテリジェントレーンインターベンション、トラフィックサインレコグニションもオプションで選択可能なほか、合計10個のエアバッグも標準装備している。

 

<2WDと4WDをラインナップ、4グレード展開>

2WDと4WDをラインナップし、4種類のグレード、S、SV、SL、プラチナを用意。さらにSVプレミアム、SLプレミアムの2種類のパッケージも準備した。詳細な情報は、2021年夏の発売前の公開を予定している。

 

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