HERE Technologies、新しいEVルーティング機能を発表 充電のための停車回数を最小限に抑えてバッテリー充電時間を削減

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HERE Technologies(以下、HERE)は1月18日、新しいEVルーティング機能を発表した。EVルーティングは、車両の電力消費モデルに基づき、充電のために停車する回数を最小限に抑え、バッテリー充電時間を削減しながら、自家用車と商用車の両方の電気自動車のルーティングを最適化する。

 

EVルーティングは、HERE の地図上に構築されたルーティングAPIの機能の一つであり、ADAS(先進運転支援システム)製品に含まれている。走行の計画時に地形、道路の形状、リアルタイムの交通情報、交通パターンを考慮し、車両の電力消費モデルと同期することで、さまざまな運転スタイル、運転負荷、気象条件に合わせた調整も可能となっている。また、自動車のブランド、充電ステーションのリアルタイムの利用可否状況、サブスクリプションや価格情報が収録されている「HERE EV Charge Points」というデータベースも利用する。

 

HERE Technologies のプロダクトマネジメント担当副社長である Jussi Koski氏は、「EVルーティングは充電ステーションまでのルートを示すだけではありません。充電速度やリアルタイムの交通状況などの静的および動的データを考慮しながら、充電時間を含めた最適なルートを提供します。EV ルーティングは幅広いパラメーターに基づいているだけではなく、カスタマイズも可能です。HEREは EV ルーティングによって、ドライバーの走行距離に対する不安の解消にとどまらず、電気自動車の運転を真にパーソナライズされた体験にします。」と語った。

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