注目を集めるEV・PHEV 2020年に発売された最新モデルを振り返る

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政府や自治体が将来的なガソリン車の販売中止を検討していることが報じられてから、以前にも増して注目を集める存在となった電動車。2021年は日産・アリア、マツダ・MX-30のEV仕様の登場も予定されており、更なる話題を集めそうだ。今回は、電気をエネルギー源としモーターを駆動して走行する「電気自動車(EV)」、コンセントから差込プラグを用いて直接バッテリーに充電できる「プラグインハイブリッド(PHVまたはPHEV)」から、2020年に発売され国内で購入できるモデルを振り返ってみよう。

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●EV

■ホンダ・Honda e

2020年10月発売。ホンダ初の量販EVで、レトロモダンなデザインとリビングのようなインテリアが特徴。バッテリー容量は35kWhで、1充電あたりの航続距離はWLTCモードで283kmと、日産リーフ(62kWh)の458km(WLTCモード)と比較すると短く、都市型コミューターとしての割り切りが感じられる。

価格:451万円~

■レクサス・UX300e

レクサス初の量販EVで、2020年度は抽選による限定135台を発売。54.4kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、航続距離367km(WLTCモード)を実現している。高出力でコンパクトな電気式水加熱ヒーターと内外気2層制御を採用したEV専用エアコンシステムや、専用アプリによるスマートフォンとの連携で、バッテリー残量やエアコンON/OFF時それぞれの走行可能距離を表示も可能となっている。

価格:580万円~

■トヨタ・C+pod(シーポッド)

12月25日に発売された、全長2.5m以下、乗車定員2名という超小型モビリティをベースとしたEV。バッテリー容量9.06kWh、WLTCモード航続距離150km、最高時速は60kmとなっており、タウンユースでの使用を想定している。なお、当面はEV普及に向けて検討を進めてきた法人ユーザーや自治体などを対象にした限定販売で、個人向けを含めた本格販売については、2022年を目途に開始する計画としている。

価格:165万円~

■アウディ・e-tron Sportback

アウディブランドとして日本初導入となるEV。前輪、後輪それぞれを駆動させる2基の電気モーターを搭載し、システム最大出力は300kWで、0~100km/h加速は5.7秒を実現(Sモードのブースト時。Dレンジでは6.6秒)。95kWhのエネルギー容量を誇る駆動用バッテリーにより、一充電あたりの航続可能距離は最大405km(WLTCモード)となる。また、日本市場ではこのe-tron Sportbackに続けて「e-tron SUV」の導入も今後予定されている。

価格:1327万円~

■ポルシェ・タイカン

ポルシェ初のピュアEV。ボディタイプは4ドアのスポーツサルーンとなり、エントリーモデルに位置付けられる「タイカン 4S」、上級グレードとなる「タイカン ターボ」「タイカン ターボS」をラインアップし、電気モーターをフロントアクスルとリアアクスルに1基ずつ搭載する4WDを採用する。

価格:1448万1000円~

■プジョー・e-208/e-2008

他メーカーではEV専用のシャシーやデザインの採用が多いが、プジョーのEVは動力源が異なるものの、デザインや使い勝手は併売されるガソリンモデルとほぼ同じことが特徴だ。ハッチバックのe-208、SUVのe-2008ともに電気モーターは最高出力136PS(100kW)、最大トルク260Nm。搭載バッテリーは50kwhで、同セグメントとしては大容量タイプを実現し、自然吸気ガソリンエンジンで2.6リッター相当の最大トルク260Nmをゼロ回転から発揮する。

価格:e-208=389万9000円 、e-2008=429万円~

■DS Automobiles・DS 3 CROSSBACK E-TENSE

EVのパワーユニットはプジョー・e-208などど同じ。エクステリアはE-TENSEボンネットマスコット、サテンクロームDSウィング&アントラシートグレーなどに加え、新色のクリスタルパールはEVモデル専用色となり、プジョーのEVよりガソリンモデルとの差別化が図られている。

価格:499万円~

●PHEV
■トヨタ・RAV4 PHV

昨年フルモデルチェンジされたRAV4のシリーズ最上位モデルとして新たに加わったプラグインハイブリッド。トヨタとしてはプリウスPHVに続く2車種目の市販PHVで、最大1500W(AC100V)の外部給電機能を標準装備する。バッテリーの生産能力の都合上、2020度の生産分は発売直後に終了している。

価格:469万円~

■三菱自動車・エクリプス クロスPHEV

マイナーチェンジでデザインを一新し、伸びやかで流麗なフォルムとするとともに、PHEVモデルを設定。システムは、同社の「アウトランダーPHEV」と同様にツインモーター4WD方式となり、10月15日の予約注文の受付開始から11月末時点で月販目標の2倍となる約2000台を受注している。

価格:384万8900円

■ボルボ・XC40 Recharge Plug-in Hybrid T5

ボルボのエントリーモデルであるXC40シリーズ初のプラグインハイブリッド。バッテリーのみで走る「Pureモード」では、約40km以上の走行が可能となっている。なおボルボでは昨夏、国内に導入されているディーゼルモデルを廃止し、48Vハイブリッド搭載モデルを設定。これにより内燃機関のみの車両を無くし、全てのモデルをプラグインハイブリッド、もしくは48Vハイブリッドとすることで、電動化への第一段階を完了すると発表している。

■ジープ・レネゲード 4xe

日本に輸入するジープとしては初となるプラグインハイブリッド。直列4気筒1.3Lターボエンジンと電気モーター2基、6速AT、リチウムイオンバッテリーからなるプラグインハイブリッドシステムを搭載。リチウムイオンバッテリーは家庭用200V充電器や公共の充電設備などの外部電源から充電でき、モーターのみで最長48kmの走行が可能となっている。

価格:498万円

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