国交省、主要なASV技術の概要及び自動運転関連用語の概説を公表、自動運転レベル3以降の車両の呼称を策定

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国土交通省は12月11日、主要なASV(Advanced Safety Vehicle)技術の概要及び自動運転関連用語の概説を公表し、あわせて自動運転レベル3以降の車両の呼称も策定したと発表した。

 

同省では、先進安全自動車(ASV)技術の実用化による交通事故の削減に向けて、産学官の有識者・関係者で構成される「先進安全自動車(ASV)推進検討会」において、自動運転の実現に必要なASV技術について開発・実用化・普及を促進している。

 

今回はASV技術についてユーザーやメディア関係者の理解を広めるため、主要なASV技術の概要を整理するととともに、新聞や雑誌等でよく使用されている自動運転関連用語の概説をとりまとめて公表した。詳細はホームページ(https://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/01asv/documents.html)を参照。

 

また、ASV技術は事故防止に役立つ一方で万能ではなく、ユーザーは機能の限界を正しく理解し、引き続き安全に配慮した適切な運転操作等を行うことが重要であることから、同検討会では、市場で販売される自動運転車両について、ユーザーに機能やその限界等を正しく理解してもらうことを目的として、自動運転にかかる各レベルの車両の呼称を検討してきた。平成30年度には、レベル1及び2の呼称を「運転支援車」と策定・公表したところであり、今回レベル3以降の呼称についても、以下のとおり策定した。

 

国交省では、今後も引き続きASV技術や自動運転車両の適切な使用を促すことにより、これら技術を搭載した自動車の円滑な普及に努めていくと述べている。

 

<レベル3以降の呼称>

  • レベル3:条件付自動運転車(限定領域)
  • レベル4:自動運転車(限定領域)
  • レベル5:完全自動運転車
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