トヨタ紡織、令和2年度中部科学技術センター顕彰において奨励賞を受賞

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トヨタ紡織は12月10日、令和2年度中部科学技術センター顕彰において奨励賞を受賞し、12月8日(火)にオンラインによる表彰式が行われたと発表した。

 

中部科学技術センター顕彰は、地域産業の発展と技術振興に顕著な業績を挙げた企業の研究者などをたたえる制度で、同社は昨年に続き2度目の受賞となる。

 

同社は、これまで自動車の燃費向上につながるドアトリムの軽量化に取り組んでおり、今回は超音波振動を活用した新たな乾式工法と装置を開発し、従来の植物材料ケナフの繊維とポリプロピレン樹脂(PP)からなる複合材である天然繊維複合材と比較して20%の軽量化を実現したことが評価された。なお、この軽量天然繊維複合材は、現在レクサス「LS」のドアトリムに採用されている。

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