スバルとKDDI、通信を活用した安心・安全なクルマづくりのためのパートナーシップを構築

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スバルとKDDIは12月8日、通信を活用した安心・安全なクルマづくりのためのパートナーシップを構築したと発表した。新型レヴォーグを皮切りに、スバルの最新の安全技術とKDDIの高品質で安定した通信サービスを連携させ、先進事故自動通報(ヘルプネット)やSOSコールなどの「つながる安全」を実現するコネクティッドサービスの展開を推進する。

 

スバルは「人を中心としたクルマづくり」で、すべての人に「安心と愉しさ」を提供することを目指しており、特に安全性能においては、「0次安全」「走行安全」「予防安全」「衝突安全」の4つの分野を強化するとともに、今回実現した「つながる安全」を加え、2030年に死亡交通事故ゼロを目指す。

 

またKDDIは、車載通信機を搭載した車両の位置情報から、国や地域ごとに選定した通信事業者への自動的な接続と、通信状態の監視を統合的に行う「グローバル通信プラットフォーム」を活用し、高品質で安定した通信回線を提供している。79の国と地域での「グローバル通信プラットフォーム」によるサービス提供を通して、自動車会社のコネクティッドカーのグローバル展開に貢献する。

 

今回スバルとKDDIのパートナーシップによって実現した「つながる安全」は、クルマとコールセンターが24時間365日つながる先進事故自動通報(ヘルプネット)やSOSコールなどの機能により、万一の事故やトラブルが発生した際の安全の確保や早期救命に貢献するとともに、通信回線を利用したリコール情報のお知らせ機能や故障診断アラートの機能なども提供する。

 

今回の取り組みにあたり、スバルの常務執行役員 国内営業本部長 佐藤 洋一氏は「新型レヴォーグを皮切りに2022年までに日本を含む主要市場において8割以上の新車をコネクティッドカーへ切り替え、中期経営ビジョン(STEP)で目的として掲げている2030年死亡交通事故ゼロの実現を目指します。」とコメントした。

 

また、KDDIの取締役執行役員専務 ソリューション事業本部長 森 敬一氏は「KDDIは『グローバル通信プラットフォーム』の提供を通して、コネクティッドカー領域において世界中のドライバーの安心・安全・快適なカーライフに寄与してきました。SUBARUとのパートナーシップ構築により、『乗る人すべての安心と愉しさ』を目指すSUBARUのコネクティッドサービスの発展に貢献していきます。」と述べた。

 

今後両社は、KDDIの「グローバル通信プラットフォーム」を活用したコネクティッド領域でのパートナーシップを深めることでサービスの発展に努めるとともに、乗る人すべてが安心・安全を感じられるクルマづくりを推進していくと述べている。

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