ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京、2021年夏にオープン

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ポルシェシャパンは11月24日、世界的に展開するスポーツドライビングとプランド体験施設「ポルシェ・エクスペリエンスセンター(PEC)」を2021年夏に、千葉県木更津市に開設すると発表した。

そのポルシェ・エクスペリエンスセンター東京(PEC東京)は、周回コースに加えスポーツカー性能を十分に引き出せる、様々なトラックコンテンツ(ダイナミックエリア、オフロード等)を備え、併設される建物では専属インストラクターによるポルシェの運転理論や技術の本格的なレクチャープログラムが実施される。

また、全ての来場者にブランドを体感してもらうラウンジやレストラン、本格的なレーシングシミュレーターも用意される。さらに、各種研修が行えるミーティングルームや、コーポレートイベントが開催できるエリアも用意され、様々な企業のビジネスニーズに対応する。

2.1㎞の周回コースは、ドイツ・ニュルブルクリンクのカルーセル、アメリカ・ラグナセカのコークスクリューといった“名物”コーナーを再現したエリアもあるという。最大の特徴として従来のPECが二次元トラックであるのに対し、PEC東京は地形を活かした唯一の三次元(立体構造)トラックを持ち、高低差のあるドライビングが体感できる。

併設される建物は、日本の伝統的工芸品である江戸切子をモチーフに外観デザインを決定。矢来紋(やらいもん=斜めの線で構成された日本の伝統文様)により、華やかなデザイン性と損傷や汚れから保護する伝統的な様式を生かした。また、館内には左官や日本庭園を連想させる和のテイストが採用されている。

建物のデザインは、江戸切子をモチーフにした

 

研修やコーポレートイベントの開催にも対応できる

この施設の建設にあたり同社では、千葉県の自然環境保全条例規定に基づき、木更津市の立ち会いのもと本年6月15日に、自然環境保全協定を千葉県と締結。自然の保存、植生の回復等適切な処置を講じる他、伐採樹木を定量的に把握し公開する等積極的に情報開示も行っていく。

さらに、湿地等に生育する希少植物の生育を保全するため、専用の保全地や湿生植物保全エリアを新設する等、一歩踏み込んだ環境への配慮も行っている。

PECはこれまでシルバーストーン(イギリス)、アトランタ(アメリカ)、ル・マン(フランス)、ライプツィヒ(ドイツ)、ロサンゼルス(アメリカ)、上海(中国)、ホッケンハイム(ドイツ)、フランチャコルタ(イタリア、21年開設予定)に開設されており、PEC東京は世界で9番目の拠点となる。

【施設概要】

所在地:千葉県木更津市伊豆島字中ノ台1148-1
敷地面積:43ha
事業区域:13ha
トラック:全長2.1㎞

【ウェブサイト】 https://www.porsche.co,jp/pec/

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