プジョー、新コンセプトMPV「リフター」のカタログモデルを発売 SUVのスタイリングと走りにミニバンのユーティリティを融合したクロスオーバー

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グループ PSA ジャパンは、SUVのスタイル、走行性能を融合させたプジョーの新コンセプトMPV(マルチ・パーパス・ヴィークル)「RIFTER(リフター)」のカタログモデルを11月25日(水)に発表し、同日発売を開始した。

 

同社は、今回のリフターのカタログモデル投入について、日本市場におけるプジョーの商品ポートフォリオは盤石なものとなった。人気のミドルサイズSUV「SUV 3008」に対して、SUVらしいスタイリッシュさとより多くの人を乗せる必要がある場合は3列7人乗りとなる「SUV 5008」を、SUVテイストのまま5人乗りより広大なラゲッジスペースが必要ならば「リフター」を提案できるようになったことで、プジョーならではの豊かなモビリティライフをより多くの人に楽しんもらえるようになったと述べている。

 

【SUVとミニバンをクロスオーバーさせたスタイリングのエクステリア】

SUVとミニバンをクロスオーバーさせた他にない個性をもったスタイリングを特徴としており、1850mmの全高と両側スライドドア(手動)という点はミニバン的でありつつも、高い地上高や17インチホイール(GT Line First Limited)とそれを囲む樹脂製のホイールアーチとサイドプロテクター、バンパープロテクターのクラッディングはSUVそのもので、日本でも人気の二つのジャンルを巧みに融合させている。

 

モダンでいてたくましいフロントエンドは、垂直なグリルの中央にライオンを配したデザイン採用し、ヘッドライト中央を縦に走るLEDデイタイムランニングライトが精悍さを、短く、水平方向に寝かされたボンネットと高いショルダーラインが力強さを、短いオーバーハングは高い走破性を演出している。高いルーフには車体の一部として丁寧にデザインされたルーフバーを装着。リアランプでは、シグネチャーであるライオンの爪痕をモチーフとした3条のLEDラインを配し、巨大なテールゲートはガラス部分のみの開閉も可能となっており利便性を向上した。

 

【SUV 3008/SUV 5008と基本を同じくするプラットフォームEMP2を採用】

「SUV 3008」「SUV 5008」にも採用されている軽量、高剛性、高いポテンシャルと汎用性で高評価を得ているグループPSAの中核プラットフォームEMP2をベースに使用し、リアトーションビーム取付け部より後ろのフロアとトーションビームは前モデルの改良バージョンによる専用設計となっている。

 

1.5ℓクリーンディーゼルエンジンDV5を搭載し、130psというパワーだけでなく300Nmという自然吸気3ℓガソリンエンジンなみの力強いトルクを1,750rpmという低回転から発揮。電子制御8速オートマチックトランスミッションEAT8を組み合わせ、ドライバーの意思に忠実なパワーデリバリーを実現しているほか、21.2km/ℓ(JC08モード)、18.2km/ℓ(WLTCモード)の燃費を達成している。

 

また、アドバンスドグリップコントロールを装備しており(GT Line First Limitedに標準装備)、プジョーがラリーフィールドで培った駆動力制御、車輌運動制御のノウハウを活用したトラクションコントロールの進化版ともいえる機能によって、路面状況に合わせて様々なアルゴリズムを組み合わせ、パワートレインやブレーキを統合制御し、タイヤのグリップの最大化とトラクションの最適化を行い走破性を向上。①ノーマルモード ②スノーモード ③マッドモード ④サンドモード ⑤オフモードの5つのモードを備えている。

 

【Peugeot i-Cockpitを採用したインテリア】

自動車のコックピットにおけるUI/UXの革新、i-Cockpit®を採用し、インテリアのクリーンなラインと視認性、安全性、ドライビングエクスペリエンスを向上。上下二ヶ所のフラットな部分を持つコンパクトなステアリングホイールがより良いグリップとハンドリングを実現。また、視界とドライバーからのリーチを両立させた8インチのタッチパネル、ステアリングホイールの中からではなく上から視認するヘッドアップディスプレイ、クロームで縁取られたメーターとエレガントな赤い指針を採用している。

 

収納スペースにも工夫が施されており、インストルメントパネル、センターコンソールなどのデッドスペースを極力なくし、多彩な収納スペースを確保している。

 

【2列目シートを倒した最大積載2126ℓの広大な荷室】

リアドアは両サイドともスライド式で、リアシートは3座独立の3分割可倒式となっており、長さ=奥行きでは5人乗り状態で1m、2人乗り状態で1.88m、助手席を倒せば最長2.7mの長尺に対応。容量は、5名乗車時でトノカバー下597ℓ、2列目シートを倒した最大積載状態では2126ℓとなり、現行プジョーで最大容積をもつSUV 5008の1862ℓを大幅に上回っている(容量はVDA欧州参考値)。

 

【ガラス部分のみを個別で開閉することが可能なリアオープニングガラスハッチ】

巨大なリアゲートは、ガラス部分のみを個別で開閉することが可能なリアオープニングガラスハッチとなっており、テールゲートを開けずにガラスハッチから簡単にアクセス可能となっている。また、フレキシブルラゲッジトレイの高さをミドルポジションにすることで、ラゲッジスペースを上下に分割させることができ、ガラスハッチとリアゲートで荷物を完全にセパレートし使い分けることが可能。

 

【パノラミックルーフに多彩な収納スペースを融合した“マルチパノラミックルーフ”を採用】

パノラミックルーフに収納スペースを融合させマルチパノラミックルーフ(GT Line First Limitedに標準装備)を装備。フロントルーフに収納トレイを設け、さらに中央部にはBag in Roof(バッグインルーフ)として最大14ℓまでのバッグを収納可能。マルチパノラミックルーフは電動サンシェード付きで夏場の室内温度上昇を和らげるほか、ルーフアーチ中央部には調整可能なムードライトを装備。さらにリアシート頭上後方には、容量約60ℓのリアシーリングボックスを配置。後席およびリアゲート側の両方からアクセス可能となっている。

 

【アクティブクルーズコントロール、アクティブセーフティブレーキなど最新の先進運転支援機能を採用】

アクティブクルーズコントロール(ストップ機能付き)、アクティブセーフティブレーキ、レーンキープアシスト、ブラインドスポットモニターシステム、インテリジェントハイビーム、トラフィックサインインフォメーション、フロント、バックソナー/ワイドバックアイカメラ、ドライバーアテンションアラート、Peugeotミラースクリーン、エレクトリックパーキングブレーキ、ワイヤレススマートフォンチャージャーなどの最新の先進運転支援機能(ADAS)をAllure、GT Line First Limitedの全車に搭載しており、ユーロNCAPなどの世界各国の安全基準をクリアしている。

 

【特別仕様車GT Line First LimitedとAllureの2グレード構成】

ラインナップはシンプルなエントリーグレードのAllure(アリュール)と特別仕様車のGT Line First Limited(GTライン ファーストリミテッド)の2グレード構成。GT Line First Limitedは、他のプジョーモデルのGT Lineと同様に、大径アロイホイールとブラックパーツ(フロントグリル、ドアミラーなど)によるスポーティーな外観とブラウン基調のシックなツートーンインテリアが特徴となっている。また、最新のフルディスプレイミラー(FDM)とLEDフットランプを装備している。

 

<「リフター Allure」主な装備>

  • エクステリア:シルバーパーツ(フロントグリル、ルーフレール)
  • 16インチアロイホイール(215/65 R16タイヤ)
  • インテリア:ブルーツートーンインテリア
  • 電動パーキングブレーキ
  • パドルシフト
  • Peugeotミラースクリーン

 

<「リフター GT Line First Limited」主な装備>

※「Allure」の装備に加え

  • エクステリア:ブラックパーツ(フロントグリル、サイドプロテクターデコ、ルーフレール)
  • 17インチアロイホイール(215/60 R17タイヤ)
  • インテリア:ブラウンツートーンインテリア&上級ファブリックシート
  • アドバンスドグリップコントロール(ヒルディセントコントロール付き)
  • マルチパノラミックルーフ(電動メッシュシェード、バッグインルーフ、ルーフライト、リアシーリングボックス)
  • フルディスプレイミラー
  • LEDフットランプ

 

<価格(消費税込)>

  • リフター Allure:329万円
  • リフター GT Line First Limited:379万円

 

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