いすゞとボルボグループ、戦略的提携に関する基本契約を締結

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いすゞ自動車とボルボグループは10月30日、20年以上の長期にわたる商用車分野での戦略的提携の基本契約を正式に締結した。これには、いすゞによるUDトラックス(ボルボグループ傘下)の事業取得に関する合意も含まれている。UDトラックスの事業取得は、2021年上半期中の手続き完了を予定している。

提携後の主な取り組み内容は次の通り。

  • いすゞとボルボグループはそれぞれが得意とする領域を相互に補完しながら、それぞれが持つ優れた技術とスケールメリットを活かし、商用車における既存技術および先進技術開発の協業を進める。

◇いすゞとUDトラックスは、ボルボグループの技術も活用し、日本およびアジア市場向け大型トラックの プラットフォームの共同開発を進める。
◇先進技術分野では、商用車の自動運転、コネクテッド、電動化などの将来を見据えた技術開発を加速させる。

  • いすゞは、ボルボグループからUDトラックス事業を取得し、日本および海外市場における大型トラックビジネスのさらなる強化を図る。UDトラックスのいすゞグループ入りにより、ボルボグループとの協業を円滑かつ迅速に推進することが可能となり、早期に相乗効果を生み出す。
    • 取り組みの第一弾として、2022年以降、いすゞとUDトラックスは一部車型の共有する。
    • ボルボグループは、UDトラックス事業譲渡後も引き続き、コンポーネント供給も含み、UDトラックスのスムーズな事業継続に関わる支援を当面継続する。
  • いすゞとボルボグループは、都市型物流へ対応するためいすゞが得意とする中・小型トラックでの協業を進める。
  • 購買協業においても、いすゞとボルボグループの相互の技術、展開地域を踏まえ、ボリューム拡大によるメリットを追求する。

この他、この提携を強力に推進するため両社CEO、社長、役員で構成するアライアンスボードのもと、アライアンスオフィスを日本とスウェーデンの両国に設置する。

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