日野とMOBILOTS、「ICT予防整備モニタリングサービス」の提供に向けたトライアルを開始 突発的な不調を低減して稼働時間の最大化に貢献

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日野自動車とグループ会社のMOBILOTSは10月16日、コネクティッド技術を活用した予防整備を通じて、カスタマー車両の稼働最大化に貢献するための「ICT予防整備モニタリングサービス」のトライアルを10月から順次開始すると発表した。

 

「ICT予防整備モニタリングサービス」とは、日野が全国販売会社と進めているコネクティッド技術を活用した予防整備提案に、MOBILOTSが提供するメンテナンスサービスを組み合わせたもので、車両から収集した各種データを基に将来の車両不調に繋がる予兆をモニタリングし、不調が発生する前に予防整備を実施する。カスタマー車両の予期せぬ稼働停止に繋がる突発的な不調を低減することで、稼働時間の最大化に貢献する。今後、各種評価・検証を行いながら、正式サービスとして展開を目指すとしている。

 

日野は、カスタマーごとに「最高にカスタマイズされたトータルサポート」の実現に向け、2017年以降に発売した日野プロフィア・日野レンジャー・日野セレガ、2019年以降に発売した日野デュトロに、通信端末を搭載。取得した車両情報を活用し、カスタマー向けICTサービス「HINO CONNECT」をはじめ、各種サービスの展開を進めている。

 

MOBILOTSは、2019年10月1日より営業を開始し、トラック・バス等の商用車を使用するカスタマーへ、車両導入時のファイナンスメニュー(リース・割賦)、および車両管理や車両整備を含むメンテナンスサービスを提供している。

 

両社は、これからもさまざまな取り組みを通じ、多様化するカスタマーニーズや課題に合わせた「最高にカスタマイズされたトータルサポート」を提供していくことで、車両の安定稼働を支えるとともに、カスタマーのビジネスの持続的な成長に貢献できよう取り組んでいくと述べている。

 

<新サービスにより期待されるカスタマーメリット>

  • 突発不調リスク低減・トータル整備時間短縮(車両のアップタイム向上・ダウンタイム削減)
  • 毎月定額のメンテナンス料で、日野のコネクティッド技術を活用した予防整備が可能
  • 車両に関する各種追加コストの低減(臨時整備費用等)
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