今売れてる輸入車はコレ!20年度上半期の人気モデルBEST20

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第13位 ジープ・ラングラー (2315台)
ジープの主力となる本格オフローダー。現行モデルは4代目で2018年に販売開始。タフなヨンクらしい質実剛健なスタイルは日本での評価が高く、販売台数は本国アメリカに次いで日本が多いという。

エンジンは2Lターボと3.6L・DOHCを搭載。独自の4WDシステム「ロックトラックフルタイム4×4」を採用するなど、高い走破性を実現している。20年1月には源流となるウイリスジープをモチーフにした限定車を発売するなど特別仕様車も多く、これも人気の要因の一つといえるだろう。

ジープ・ラングラー

 

第12位 アウディ・A3 (2427台)
アウディの主力モデルで、5ドアハッチバックの「スポーツバック」と4ドアセダンをラインナップ。現行モデルは日本では2013年から発売された3代目だが、今年4月には既に欧州では4代目となる新型モデルが発表されている。

プラットフォームは7代目ゴルフと同様の「MQB」を採用、ボディの素材にはアルミや軽量スチールがふんだんに採用され、軽量化を実現している。

現在はモデル末期となるが、それだけに熟成が図られ、先進装備や基本性能も充実。未だ高い人気を維持している。

アウディA3

 

第11位 BMW・1シリーズ (2738台)
BMW最小モデルとなるコンパクトな5ドアハッチバック。現行モデルは3代目で19年8月に発売された。

先代まではコンパクトハッチバックの中で唯一FR駆動方式を採用し、他ブランドにはない個性を主張していたが、現行モデルは一般的な横置きFF駆動方式に変更。このため独自の個性は失われたものの、販売面での影響は少なく、好調な立ち上がりといえるだろう。

最新モデルだけに装備は充実しており、またFF化による広い室内空間など機能性は大きく進化している。FRコダワリ派には寂しいところだが、先代よりも幅広いユーザーに受け入れられやすい実用的なコンパクトモデルとなっており、安定した人気が見込まれるところだ。

BMW 1シリーズ

 

第10位 メルセデス・ベンツ CLA (2940台)
Aクラスとプラットフォームを共用する4ドアクーペ/シューティングブレーク(ワゴン)。2019年8月にモデルチェンジし、現行モデルは2代目となる。

ボディサイズは全長4695mm×全幅1835mm×全高1405mmで、コンパクトと呼ぶには少し大きなサイズ。上級のCLSと似た流麗なスタイルを特徴としている。

インテリアは最新世代のMBUXを備えるほか、先進安全装備も充実。AMG仕様も含め1.4Lターボ、2Lディーゼルターボ、2Lガソリンターボを搭載し、選択肢も多い。

メルセデス・ベンツ CLA

 

第9位 メルセデス・ベンツ Cクラス (2957台)
BMW3シリーズ、アウディA4と並ぶDセグメントの代表モデルで、現行モデルは4代目で2014年に登場。以来好調な販売を続け、輸入車全体の中でもMINI、ゴルフに次ぐ3位が定位置だったが、21年にはフルモデルチェンジが予定されていることもあり、20年度上半期はポジションダウン。それでもモデル末期としては立派な数字だ。

販売の中核を担うモデルだけに、バリエーションが豊富なことも魅力で、1.5LターボのC180から4LツインターボのAMG C63まで幅広い。ボディタイプもセダン、ステーションワゴン、クーペを選択することができる。

メルセデス・ベンツ Cクラス

 

第8位 ボルボ・40シリーズ(2960台)
ボルボの中で最小クラスとなる「40シリーズ」は、コンパクトのV40とSUVのXC40で構成されるが、V40は既に生産を終了しており、在庫のみの販売。したがって、40シリーズの販売台数はほぼXC40となっている。

XC40はボルボ初のコンパクトSUVとして登場したモデルで、2018年から販売を開始。登場と同時に大ヒットとなり、2019年の国内販売台数は4594台でボルボの販売を牽引した。

モデルとしては、日常ユースを主眼に置いたパーソナル性の強い都市型SUVで、カジュアルなスタイルと多彩な収納スペースなど使い勝手の良さを誇る。また先進安全装備も上級シリーズと同等レベルと充実し、クラストップレベルとしているのも人気の理由だろう。

ボルボ XC40

 

第7位 ボルボ・60シリーズ (3142台)
ボルボの中核となるのが、この60シリーズ。ステーションワゴンの「V60」、クロスオーバーの「V60クロスカントリー」、SUVの「XC60」、セダンの「S60」で構成される。なおボルボの現行ラインナップの中で、セダンはこのS60が唯一となる。

シリーズの中心となるV60は、90年代に日本でも人気を集めた「850」「V70」の後継となるモデルで、開発に当たっては日本市場に合わせて全幅を1850mmに収めるなど、日本の道路環境での使い勝手の良さを配慮しているのが大きな特徴となっている。

人気の高いボルボ・エステートの直系モデルだけに、販売も好調。SUVも上級のXC90は大き過ぎて日本では使い勝手が悪いこともあって、ファミリーユースはXC60の人気が高く、シリーズ全体で販売を伸ばしている。

ボルボ V60
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