国交省、グリーンスローモビリティの活用検討に向けた実証調査支援事業の「実証調査地域」として6地域を選定

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国土交通省は9月2日、環境への負荷が少なく、狭い路地も通行が可能で、高齢者の移動手段の確保や観光客の周遊に資する「新たなモビリティ」として期待されているグリーンスローモビリティ(略称:グリスロ)の地域での活用に向け、地方自治体を対象に実証調査地域を募集し、応募のあった20地域から6地域を選定したことを公表した。今後選定された6地域において、秋頃から実証調査を実施する。

 

グリーンスローモビリティとは、時速20km未満で公道を走ることが可能な4人乗り以上の電動パブリックモビリティ。

 

<選定された6地域と実証事業について>

  • 岩手県陸前高田市:ノーマライゼーションという言葉のいらないまちづくりのための実証事業 【災害復興公営住宅と生活拠点・観光拠点間を結ぶ定路線型モビリティ】
  • 茨城県日立市:山側住宅地区内と周辺拠点を繋ぐ新たな移動手段づくり事業 【高齢化の進む団地内外における半デマンド型・定路線型モビリティ】
  • 千葉県千葉市:モノレール駅勢圏における地域と営む地域交通の確保に係る実証実験 【モノレールの2次交通としてグリスロを活用する地域主体の定路線型モビリティ 】
  • 千葉県四街道市:地域のつながりを支援する次世代モビリティの導入実験事業 【高齢化の進む郊外住宅団地における定路線型モビリティ】
  • 福岡県北九州市:みなとオアシス門司港における新しい生活様式に適応した「グリーンスローツーリズム」実証事業 【点在する観光スポットの周遊性を向上させる定路線型モビリティ】
  • 長崎県西海市:超高齢化離島「江島」初の公共交通実現に向けたグリーンスローモビリティ実証調査事業 【離島住民の移動と観光スポットまでの移動手段を兼ねる定路線型モビリティ】
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