アウディ ジャパン、初のEV「e-tron スポーツバック」を9月に発売し、充電に再生可能エネルギーの利用を促進

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アウディジャパンは、ブランド初の電気自動車である「e-tron Sportback」を9月17日に日本で発表することを予告するとともに、自然エネルギー100%の社会の実現を目指す 自然電力株式会社と連携して、EVの二酸化炭素排出量の低減に重要な役割を果たす自然エネルギー由来の発電による電力を、e-tronオーナーへ選択肢として紹介することを発表した。

 

 

自然電力株式会社は2011年6月に設立し、「青い地球を未来につなぐ」を掲げ、日本全国でグループとして約1ギガワット(2019年12月末時点)の自然エネルギー発電事業に携わっており、太陽光・風力・小水力等の自然エネルギー発電所の設置・運営に必要な、開発・EPC(設計・調達・建設)・O&M(運営・保守)・アセットマネジメント・電力小売事業等、すべてのサービスを手掛けている。

 

アウディは、2018年9月に電気自動車のSUVモデル「e-tron」を世界初公開し、2025年までに、全世界の主要な市場において20モデル以上の電気自動車(バッテリー エレクトリック ビークル=BEV)を発売して、電動化モデルの販売台数を全体の約40%にすることを目指している。将来の電動化ラインナップには新開発のBEV群に加え、Sedan やAvantといった従来型のボディを備えたプラグインハイブリッドモデルも導入され、今後のラインナップにおいては、コンパクトクラスからラグジュアリークラスまで、あらゆる市場セグメントを網羅する予定だと述べている。

 

日本市場における電動化モデルの導入は、「e-tron Sportback」が9月17日に発表され、「e-tron SUV」がそれに続く。アウディ ジャパンは、「e-tron」はアウディが推進するサステイナブル(持続可能)な未来への懸け橋としての役割を持つモデルだが、より先進的にCO2削減へコミットできるよう、自然電力と連携して「e-tron」オーナーへ定額の割引付きで再生可能エネルギーを提供すると説明している。「e-tron」の購入にあたって自然電力が提供する「自然電力のでんき」との契約を結んだオーナーには、毎月1,000円の電力料金割引が1年間提供されるほか、e-tronを取り扱う販売店(発売時に52店舗を予定)に対しても、実質自然エネルギー100%の電力の使用を奨励していくと述べた。

 

<「e-tron」取り扱いディーラーと充電環境>

正規販売店ネットワークおよびアウディ ジャパン豊橋PDIセンターで、「e-tron」の導入と修理メンテナンス体制の構築を推進しており、「e-tron」の販売と修理が可能な「e-tronディーラー」は、北海道から九州までをカバーする52店舗でスタートする予定となっている(全店舗数は124店舗)。

 

日本仕様の「e-tron」に用意する充電機器は、標準装備として付帯される家庭向けの普通AC(交流200V)充電器と、主として公共の急速DC(直流)充電器とがあり、公共の充電器としては全国に7,800か所に設置されているCHAdeMO規格の急速充電器(出力50kWまで)が利用可能となっている。「e-tron」の95kWhのバッテリーをフル充電するには、50kWの出力で1時間半以上かかるが、通常SOC(使用可能電力量)のゼロから100%まで最大出力で充電し続けることはできず、バッテリーを保護するためには、セルの温度や充電状態によって充電速度を落とさなくてはならないが、e-tronは非常に優れたバッテリー制御と温度管理により、急速充電器の場合でも、満充電に近いレベルまで高速の充電スピードを維持できることが大きな特長となっている。

 

アウディ ジャパンではe-tronの導入にあわせて、Audi Charging Serviceを提供し(一年目のみ月会費の5,000円が無料)、このサービスで提供される充電カードは、全国約7,800カ所の急速充電器のうち約86%をカバーする「合同会社 日本充電サービス(NCS)」加入の充電器で利用可能で、普通充電を含めると、21,700カ所(2020年4月現在)の充電ステーションも利用可能となっている。

 

<柴崎コウさんが「e-toron」のサポーターに就任>

女優、アーティストそして自身がレトロワグラース株式会社の代表としても活躍中の柴咲コウさんが、「e-tron」サポーターに就任する。2018年7月に環境省の環境特別広報大使にも任命された柴咲コウさんは、かねてより人と自然が調和する持続可能なライフスタイルを見据え、森・里・川・海と人とのつながり、自然との共生を念頭に活動している(詳細は添付プロフィールを参照)。アウディ ジャパンは柴咲コウさんの協力を得て、「e-tron Sportback」とサステイナビリティをテーマとしたスペシャルコンテンツを配信すると予告している。

 

<「e-tron Sportback Premiere Test Drive:一般向け試乗イベント>

9月18日(金)・19日(土)に、Hi-NODE(東京都港区)において、日本初の大規模e-tron試乗イベントを開催予定。プレス発表後の2日間、複数台の「e-tron Sportback」を準備し、試乗をはじめ、来場者がプロダクトに触れることが可能なイベントを企画しており、試乗時には来場者の待ち時間をできるだけ少なくするため、試乗予約システムを準備し招待者へ案内する。

 

なお、上記イベントにAudi e-tron Newsletter読者やウェブサイトで招待するキャンペーンを、7月30日よりe-tron特設ウェブサイトにて開催している。詳細はウェブサイト(www.audi.jp/e-tron)を要参照。

 

<柴崎コウ プロフィール>

女優・アーティスト・レトロワグラース代表。
2017年NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』では主役を演じる。
2016年持続可能な社会を作るためにレトロワグラースを設立。
2018年環境省より「環境特別広報大使」に任命される。
2019年9月には初のエッセイ『LIFE THE KO 生きるを活かす9のこと』、写真集『THE KO 柴咲コウ photo book』を同時出版し、自らのライフスタイルを発信した。
音楽活動においては近年、Jazztronik 野崎良太氏をサウンドプロデューサーに迎え、ワンランク上の上質な楽曲制作をしている。
2020年現在放送中のNHK連続テレビ小説『エール』にて、世界的に活躍するオペラ歌手 『双浦 環(ふたうらたまき)』役として出演中。

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