アストンマーティン、初のSUVモデル「DBX」第一号車が英国工場からラインオフ

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アストンマーティンは、7月9日、初のSUVモデルとなる「DBX」の第一号車が、新しい英国の製造施設からラインオフしたことを発表した。

 

「DBX」 は、2015 年からバーチャル・モデルを活用した開発がスタートし、2018 年から開始された実地テストに至るまで、広範囲な開発プログラムを実施しており、その集大成として完成したニューモデルは、ラグジュアリーSUV に期待される多用途なキャラクターと、スポーツカーのダイナミックなパフォーマンスを融合している。

 

アストンマーティンは、新型「DBX」について、4輪駆動システムを装備し、天候や地理的な条件によって後輪駆動のスポーツカーが敬遠されがちな市場において、アストンマーティンのプレゼンスを高めることが可能なほか、前席および後席の両方で豪華で広々としたキャビンを提供し、自分で運転することよりも、後席で寛ぐことを好むカスタマーにも訴求するクルマであると説明している。

 

また、高度なクラフトマンシップによるハンドビルド・カーでありながらも、最先端のテクノロジーを搭載し、ブランド精神そのものを表現しており、さらに、生産車の約80%が海外で販売されることが見込まれているため、アストンマーティンにとって重要な戦略的モデルであると同時に、自社の優れた生産能力を明確に示すモデルでもあると述べている。

 

アストンマーティン暫定最高執行責任者(COO)のキース・スタントン氏は、「本日、この場所で、アストンマーティンDBX の最初の生産車のラインオフに立ち会うことができて、非常に嬉しく思っています。元英国国防省の施設であったこの場所を、ワールドクラスの自動車製造施設に改装するため、献身的な作業を続けてきた弊社のチームを誇りに思います。今回の生産再開は、アストンマーティンの全従業員による不屈の努力と困難に立ち向かう姿勢を証明するものです。最初のDBX のラインオフを見ることができるのは、大変名誉なことです。唯一残念なことは、すべての従業員が、この場所に来て、この記念すべき瞬間を祝うことができなかったことです。」と語った。

 

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