エスシーアイ、6月26日(金)より「モーガン・プラス・フォー」の販売を開始

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エスシーアイ株式会社は、6月26日より全国の正規販売代理店を通じて、「MORGAN PLUS FOUR(モーガン・プラス・フォー)」の販売を開始する。なお、日本でのデリバリー時期は2021年春頃を予定している。

 

3月3日にモーガン・モーター・カンパニーより発表された「MORGAN PLUS FOUR」 は、1950 年にデビューしてからモーガンの屋台骨モデルであった「Plus 4」の後継モデルとなり、最初の 「Plus 4」が英国ウスターシャーのマルヴァーンにある工場でラインオフしてから 70 年になる。最新の「MORGAN PLUS FOUR」においても、モーガン・モーター・カンパニーの本拠地である英国ウスターシャーのマルヴァーンで、手作りのアッシュフレーム、手で打ち延ばされるアルミパネル、手作業でトリムされたレザーインテリアなど、ハンドビルドにより生産されている。

 

【“CX ジェネレーション 接着アルミプラットフォーム”をベースとして高剛性・軽量を実現】

今回販売を開始する「MORGAN PLUS FOUR」は、CX ジェネレーション 接着アルミプラットフォームをベースとしており、CX はローマ数字でこのプラットフォームがモーガン・モーター・カンパニー110 周年(2019 年)にデビューしたことを意味している。以前のスチールラダーシャシーより高剛性を実現したのに加え、重量は97kg と驚異的な軽量となっている。CX ジェネレーション 接着アルミプラットフォームをシェアしている「MORGAN PLUS SIX」と比較して、「MORGAN PLUS FOUR」ではボディー中心部において104mm、全体では 78mm 幅が狭くなり、ナローボディーとユニークなウイング外形が特徴となっているほか、室内と荷室スペースを拡大し、乗降性も向上している

 

また、MORGAN PLUS FOUR は、15 ンチワイヤーホイールをCX ジェネレーションプラットフォームのモーガン車では初採用しており、モーガンのデザイン概念を象徴しているワイヤーホイールの採用には、ウィッシュボーン、サスペンションアップライト、ブレーキコンポーネントの再設計を含む広範囲にわたる開発作業が行われた。さらに、1960 年代&1970 年代スポーツカーとモーガンのクラシックホイールデザインを参照した、新デザインのアロイホイールも選択可能となっている。

 

 

【最高出力 190kw(258ps)、オートマチックモデルで最高トルク 400Nm(40.8kgf/m)を発揮する4気筒ターボチャージャーエンジンを搭載】

「MORGAN PLUS FOUR」は、BMWとの長きにわたる関係により、2.0リッター BMW ツインパワーターボエンジンを採用、モーガン車として初の4 気筒ターボチャージャーエンジン搭載車となり、最高出力190kw(258ps)、オートマチックモデルで最高トルク400Nm(40.8kgf/m)を発揮するほか、乾燥重量 1009kgにより0-100km は 4.8 秒、トップスピードは 240km/h を実現した。マニュアルモデルは最高トルク 350Nm(35.7kgf/m)を発生、乾燥重量 1013kg と組み合わせることにより、0-100km は 5.2 秒を実現した。パワーとトルク数値は BMW の数値と同じだが、エンジンマッピングは「MORGAN PLUS FOUR」にとって最適なドライバビリティーとレスポンスを実現するため特別に調整されている。さらに、スポーツプラスモードを備えている。

 

「MORGAN PLUS FOUR」は、CX ジェネレーションプラットフォームのモーガン車として初のマニュアルギアボックスの採用車となり、6速ギアボックスについては適切に選択されたギアレシオとの組み合わせによって最適化されているほか、オートマチックギアボックスも初採用となり、8 速オートマチックトランスミッションににおいてはパドルシフトが採用されている。スポーツモードを選択することによりシフトパターンとレスポンスが変更し、よりダイナミックな運動性能となるほか、ギアもマニュアルシフト操作が可能となり、ギアセレクターレバー、もしくはステアリングコラムに取り付けられたパドルによって変更する。

 

パワーとトルクは生産終了となった「Plus 4」と比較して65%向上、最先端のドライブトレイン技術により燃費(複合)については7.0L/100km(1L/14.3km)、オートマチックモデルで 159g/km CO₂(WLTP 複合)を達成、マニュアルモデルでは、7.3L/100km(1L/13.7km)、165g/km CO₂(WLTP 複合)を達成している。

 

ほかにも、オート LED フロント&リアライト、リモートセントラルロッキング、ABSなどが標準装備されているほか、以前はオプションだったパワーステアリング、モヘアフード(幌)、サンバイザー、ドアチェックストラップなども標準で装着されている。さらに、パドルライト、オーディオシステム(Bluetooth 接続対応)なども新しくオプション装備が可能となった。

 

<「MORGAN PLUS FOUR」オプション>

  • 6速マニュアルと8速オートマチックトランスミッションの採用。
  • スポーツソリッドカラー標準装備。クラシックソリッドカラー、メタリックカラー、マットペイントフィニッシュ、2トーンペイント、3ステージパールペイント、ペイントプロテクションフィルム、ポリッシュドボンネット&カウルがオプション選択可能。
  • 新デザインの15インチシルバーアロイホイール標準装備、ブラックはオプション選択可能。新15インチワイヤーホイールがオプション選択可能(シルバー、ブラック、ポリッシュドより選択)。
  • ブラック Mohair フード(幌)標準装備。その他カラー、コントラストパイピングがオプション選択可能。
  • リアマウントスペアホイールがオプション選択可能。ラゲージラックもオプション選択可能(4本or5本ホイール車対応)。
  • LED フロント/リアライト、オートマチックヘッドライト、ABS、パワーステアリング、サンバイザー、ドアチェックストラップ標準装備
  • 新オーディオシステム(Bluetooth 接続対応)がオプション選択可能。
  • パドルライトシステムがオプション選択可能(モーガンコアモデルにおいて初採用)。
  • リモートセントラルロッキング標準装備(モーガンコアモデルにおいて初採用)。
  • 新導入のペブルグレーンレザー標準装備。プレミアムソフトグレーンレザーインテリアがオプション選択可能。プレミアムサド
    ルレザーディテールによりシートベルトガイドとドアハンドルにより質感が向上。
  • インテリアカーペットはオプションでボックスウィーヴに変更可能(色選択可能)。
  • シートバックはブラックコンポジット標準装備。レザー、ボディー同色オプションがオプション選択可能。
  • ホリゾンタルプリーテドシートセンター標準装備。キルトツインニードルステッチシートセンター、スクエアボックスステッチシート
    センター、刺繍入りヘッドレスト(Morgan ロゴ or Plus Four ロゴ)、コントラストカラーシートステッチング&パイピング
    がオプション選択可能。
  • ランバーアジャストメント標準装備。ヒーティッドシートがオプション選択可能。
  • センターコラムトップ&ダッシュボード(ボディーカラー同色)標準装備。レザー、グロスフィニッシュ、マットフィニッシュがオプ
    ション選択可能。

 

 

<価格(消費税込)>

  • 「MORGAN PLUS FOUR MANUAL」:1,155万円
  • 「MORGAN PLUS FOUR AUTOMATIC 」:1,188万円
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