トヨタモビリティ東京、技術教育専用施設を整備

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トヨタモビリティ東京(片山守社長)は6月4日、技術教育専用施設「テクニカルカレッジ」の稼働を開始した。この「テクニカルカレッジ」は、主に新人サービスエンジニア向けの技術習得専用施設として活用するもので、作業場4ストールに最大30名収容可能な研修室1室、更衣室、リフレッシュルームを備える。

ここでは研修用の教材専用車は使用せず、商品化する中古車で実習を行うことで、従来コストセンターと捉えられがちであった研修を、プロフィットセンター化する役割も果たす。現在、2020年度に入社したサービスエンジニア120名が、この施設で順次「車検標準作業訓練」を受講し、2021年4月1日の正式配属に向け技術を習得している。

この施設は目黒区洗足より移転したもので、大森BPC(ボデーペイントセンター)の2階に新たに開設された。

同社では、今後も技術力伝承と整備スタッフ育成のため、技術教育施設ならびに研修内容を充実させてゆく。なお、当社の技術教育専用施設は23区内に計6カ所あり、目的別・用途別に活用している。

馬込研修センター実習場

【技術教育専用施設概要】

テクニカルカレッジ(大田区大森中):新人研修(車検標準作業)
墨田研修センター(墨田区八広):技術ステップ教育、業務認定
文京研修センター(文京区目白台):技術ステップ教育
勝島研修センター(品川区勝島):専科研修
馬込研修センター(大田区仲池上):専科研修、技術コンクールトレーニング
亀戸研修センター(江東区亀戸):新人研修

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