本田技研工業(中国)投資有限公司が新たな合弁会社を設立、中国次世代コネクテッドサービス事業に向けた進化を目指す

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ホンダの中国現地法人である本田技研工業(中国)投資有限公司は、Neusoft Reach Automotive Technology(Shanghai)Co., Ltd.(ニューソフト リーチ:以下、Neusoft Reach)との合弁により、Hynex Mobility Service Co., Ltd.(ハイネックス モビリティ サービス:以下、Hynex Mobility Service)を設立したことを公表した。なお、Hynex Mobility Serviceは遼寧省・大連市に本社を置き、2020年7月1日に事業運営を開始する予定となっている。

 

今回設立したHynex Mobility Serviceは、ホンダの車載コネクテッドシステム「Honda CONNECT(ホンダ コネクト)」を主体とする次世代コネクテッドサービス事業の戦略を立案するとともに、それに伴う、開発・提供を実施するほか、ビッグデータやAIの活用により、革新的でFUNに溢れたモビリティサービス価値の実現を目指し、関連技術の開発およびサービスの提供を行うと述べている。

 

ホンダは、今回の合弁会社設立について、中国におけるFUNに溢れた独自のスマートモビリティ体験の実現に向け、電動化やICV(Intelligent Connected Vehicle)領域での進化を加速させており、中でも、コネクテッドサービスにおいては、Honda CONNECTを今後のモビリティ価値向上に不可欠な重要プラットフォームと位置づけ、次世代Honda CONNECTについては、「もっとつながる」、「パーソナルアシスタント」、「アップデートを通じて常に愛車が成長する」の3つを、進化ビジョンのコンセプトに掲げ、カスタマーと共に成長し、頼れるパートナーのような存在としてのモビリティの早期実現を目指し、Neusoft Reachと共に、Hynex Mobility Serviceを設立したと説明している。

 

今回の合弁パートナーであるNeusoft Reachは、ソフトウエアにおける強みをベースに、AIやビッグデータなどの新たな技術を融合させ、新価値を提供する革新的な企業で、ICV、自動運転、電動車パワートレーン、モビリティサービス、コネクテッドサイバーセキュリティ領域など、次世代自動車に向けた、インテリジェントな商品、技術、サービスおよびソリューション全般の提供に取り組んでいる。

 

【「ハイネックス モビリティ サービス」概要】

  • 会社名:英語/Hynex Mobility Service Co., Ltd.、中国語/海纳新思智行服務有限公司
  • 会社住所:中国 遼寧省 大連市
  • 会社役員:董事長:井上 勝史(いのうえ かつし)、副董事長:王 勇峰(ワン ヨンフォン)、総経理:翟 海濤(ジャイ ハイトウ)、執行副総経理:林部 直樹(はやしべ なおき)
  • 資本金:3億人民元
  • 出資比率:本田技研工業(中国)投資有限公司 51%、Neusoft Reach Automotive Technology(Shanghai)Co., Ltd. 49%
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