日産、自社の社員が「黄綬褒章」を受章したことを公表

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日産自動車は、令和二年春の褒章において、自社の日産ラーニングセンター エンジニアリングスクール 栃木技能教育センターに所属する加藤 勇一氏が「黄綬褒章」を受章したことを発表した。

 

春秋褒章とは、自己の危難を顧みず人命の救助に尽力した人を対象とする紅綬褒章、社会奉仕活動に従事し顕著な実績のある個人等を対象とする緑綬褒章、その道一筋に業務に精励し衆民の模範である方を対象とする黄綬褒章、学術、芸術、技術開発等の功労者を対象とする紫綬褒章、教育、医療、社会福祉、産業振興等の分野で公衆の利益を興した者又は保護司、民生・児童委員、調停委員等の事務に尽力した方を対象とする藍綬褒章がある。(内閣府HPより)

 

日産は、今回「黄綬褒章」を受章した加藤氏について、鋳鉄鋳造設備の設備保全に卓越した技能を有しており、四職種で技能検定特級を取得するなど、その高レベルで多彩な技能を活かし、鋳造設備の故障原因の究明・対策において設計から製作、設置までを自らが行い、故障ゼロの達成や生産性及び品質の向上に貢献してきたほか、海外事業所の新設備導入にあたっても、訓練体系の構築を行うなど海外保全員の指導も経験したと説明している。また現在は、技能教育センター長として、自らも講師として人財育成に尽力していると述べている。

 

なお、加藤氏は平成30年度に卓越した技能者に授与される厚生労働大臣賞「現代の名工」を受賞し、今回、黄綬褒章の受章に至ったと述べた。

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