ロータスのF1史に敬意を表するエリーゼの限定車

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ロータスの日本正規販売輸入総代理店のエルシーアイは5月15日、ロータス・エリーゼの限定車「クラシック ヘリテージエディション」の受注を開始した。納車は本年11月以降を予定している。

この限定車は、1.8リッタースーパーチャージャーエンジンを搭載し、最高出力220PS、最大トルク250Nm、車両重量924㎏を実現した、究極のライトウェイト・スポーツとして唯一の存在ともいえる「エリーゼ スポーツ220」をベースに、ロータスの輝かしいレーシングヒストリーをテーマとした特別なボディーカラーと内装を施した、全世界100台生産の限定モデル。

ボディカラーのコンビネーションは、ブラック/ゴールド、レッド/ホワイト/ゴールド、ブルー/レッド/シルバー、そしてブルー/ホワイトの4種類があり、有名なブラック/ゴールドは、エマーソン・フィッティパルディが1972年のF1にて5回の勝利を獲得したロータスType 72Dをテーマにしたもの。

4タイプのうちの一つ、ブラック/ゴールドのカラーコンビネーション

 

4タイプのカラーコンビネーション

レッド/ホワイト/ゴールドは、グラハム・ヒルが1968年に参戦したロータスType 49Bを反映。ブルー/レッド/シルバーは、ナイジェル・マンセル、エリオ・デ・アンジェリス、そしてマリオ・アンドレッティが1980年にドライブしたロータスType 81をイメージ。最後のブルー/ホワイトは、1960年のロータスType18に捧げるものだ。このType18はちょうど60年前、サー・スターリング・モスがロータス車としてF1で初のポールポジションと初勝利を獲得した記念すべきマシンだ。

限定車にはこのユニークなカラースキームに加え、全世界のモータースポーツファンに即座に認識できる、限定生産モデルであることを証明する、ビルドプレートがダッシュボードに備え付けられている。4モデルで合計100台のみの生産で、注文に応じて4モデルに生産台数が割り当てられるという。

装備面では、従来のオプション装備がいくつか標準装備されている。その内容は、クラリオン製CD/MP3/WMAオーディオ&4スピーカー(日本仕様のみ)、エアコン(同)、クルーズコントロール、超軽量鍛造ブラックダイヤモンドカットアルミホイール、2ピースブレーキディスク、フルブラックカーペットとブラックカーペット(フロアマット)というもの。

インテリアカラーパックも標準装備となり、この特別インテリアカラーパックには外装色に合わせたアッパードアトリムとシートセンターインサート、各モデルを象徴するカラーに引き立てられたギアセレクターサラウンドとダッシュボードが含まれる。なお、ブルー/ホワイトモデルのみ、レッドアルカンタラのシートセンターが採用される。

ボディカラーに合わせたインテリアカラー

この限定車は、ベース車の価格682万円より77万円高でありながら、110万5500円相当(算出できるものみ、特別デカールや限定車専用オプション品を除く)の装備が標準装備され、お買い得な限定車でもある。この他、ハードトップ(ディーラーオプション)、リチウムバッテリー&コンディショナー、チタニウムエキゾースト、10スポーク軽量鍛造グロスブラックアルミホイール(無償選択オプション)がオプション装備として用意されている。

【希望小売価格】759万円

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