江の島全景

家族で行こう! きままにクルマ旅(2020年4月)
湘南・江の島で 自然と歴史に触れ、良運を高める旅

レジャー ドライブ コラム・特集

文・写真:編集部

都内から約1時間半で訪れることができるアクセスの良さが魅力の江の島は、グルメなどの食べ歩きや散策を気軽に楽しめる観光地として、連日多くの観光客で賑わいを見せている。島内にある「江島(えのしま)神社」は日本三大弁天に数えられ、宗像三女神を祀ることから古くから参詣の地として、現在はパワースポットとしても注目を集めている。今回は、江の島の自然や歴史に触れながらファミリーで楽しめるスポットを紹介する。

クルマでのアクセスは、横浜新道を経由、または新湘南バイパス・茅ヶ崎中央ICから国道134号線を利用するのが一般的。島内には4カ所の駐車場(2020年3月現在1カ所閉鎖中)が設けられ、およそ1200台の駐車に対応するが、休日などは満車になってしまうこともある。

こういった時は島外の駐車場に停めて、電車とバスで江ノ電沿線を観光できる「パーク&レールライド」の利用もおすすめだ。江ノ島、七里ガ浜、稲村ガ崎、由比ヶ浜の各駐車場の料金と、江ノ電のフリー切符2名分がセットになって約2000円、さらに協賛店や寺社等で割引等のサービスも充実している。江の島だけでなく、鎌倉まで足を伸ばして観光したいという人にも便利なものとなっている。

駐車場によって料金や内容が異なるので、詳しくは江ノ電の「パーク&レールライド」を参照されたい。

観光協会江の島駐車場 【住】藤沢市江の島1-6-7 【P】74台 【マップコード】292 684 515*26
江の島なぎさ駐車場 【住】藤沢市江の島1-2-1 【P】327台 【マップコード】292 684 515*26
湘南港臨港道路附属駐車場 【住】藤沢市江の島1-12-2 【P】347台 【マップコード】292 684 515*26

 


目次

・ 弁財天仲見世通り〜江島神社 島全域が“パワースポット”
・ 江の島頂上 頂上から相模湾を一望
・ 江島神社 奥津宮〜江の島岩屋 険しい石段の先にある自然美
・ 弁財天仲見世通り 食べ歩きやお土産も充実
・ 新江の島水族館 相模湾の環境を再現
・ ご当地ランチ 「江の島魚見亭」 絶景ごはん
・ 旅グルマ紹介 スバル・フォレスター

 


弁財天仲見世通り〜江島神社
島全域が“パワースポット”

江の島は周囲4kmとコンパクトであるが、島の玄関口で青銅の鳥居を擁する弁財天仲見世通りから、頂上部に位置する和洋折衷の庭園「サムエル・コッキング苑」の高低差は約60mある。歩いて石段を登ると思いのほか体力を消耗するので、高齢者や小さな子供連れのファミリーが頂上部へ行く際の頼もしい足となるのが「江の島エスカー」だ。

江の島の弁財天仲見世通り
エスカー

弁財天仲見世通りの入り口に立つ青銅の鳥居/島の頂上まで楽に行けるエスカー

高低差46mを3区間(4連)で結ぶ全長106mのエスカーは、昭和34年(1959)に国内初の屋外エスカレーターとして造られたもので、頂上まで約5分でアクセスが可能。エスカーは全区間360円で利用できるが、江の島散策には「江の島1dayパスポ-ト」がおすすめ。1000円(大人)でエスカー、サムエル・コッキング苑、江の島シーキャンドル、江の島岩屋が1日何度でも利用可能なほか、島内の店舗で割引特典を受けられるお得なものになっている。

エスカー
江の島の頂上に続く階段

3区間を4連のエスカレーターで結ぶ/ちなみに石段を登って頂上を目指すとおよそ20分かかる

エスカーの1区間目を降りると見えてくるのが「辺津宮(へつみや)」。宗像三女神の「多岐都比売命」が祀られ、本殿前には「天女と五頭龍伝説」に由来した龍を祀った江の島弁財天の龍の銭洗もあり、金運・財運アップのパワースポットとしても有名。池の中にある賽銭箱に賽銭を投げて入ると願いが叶うと言い伝えられているので、参拝の際にはぜひチャレンジしてみよう。

辺津宮

辺津宮

辺津宮の池
辺津宮の池で清めた硬貨

池の中にある賽銭箱に賽銭を投げて入ると願いが叶うと言い伝えられている/池の水でお金を清めて金運をアップを祈願

辺津宮からエスカー2区間目の乗車口の途中にある「中津宮広場」では、四季折々の花を観賞できるほか、ウッドテラスからは逗子方面を見渡せ、石段を登ってきた人が休憩する場所としてもちょうど良さそうだ。

中津宮広場
中津宮広場からの眺望

季節の花が咲く中津宮広場/デッキからは逗子方面を見渡すことができる

2区間目を降りた先にある「中津宮(なかつみや)」の境内には、江戸時代に活躍した芸人や商人が奉納した石灯籠がならび、古くから芸人・商人の信仰が深かったことで知られる、目にも鮮やかな朱塗りの社殿が特徴。「水みくじ」という水に浸すと文字が浮かぶおみくじや、水を流すと琴の音色に似た妙音を楽しめる「水琴窟(すいきんくつ)」といった珍しい仕掛けも見どころとなっている。

中津宮

朱塗りの社殿が特徴の中津宮

三女神の「市寸島比賣命」が祀られ、ハート型を模したシンボルマークから恋愛成就や美人祈願にご利益があり、女性のパワースポットとしても有名。祈願のあとは「よくばり美人守り」を身に着けて、良運を呼び寄せてみよう。

中津宮のおみくじ
中津宮の水琴窟

水に浸すと文字が浮かぶ珍しいおみくじ/水を流すと琴の音色に似た妙音を楽しめる「水琴窟」

江の島エスカー 【住】神奈川県藤沢市江の島1丁目4-7 ☎︎0466-23-2444 【時】9:00~19:05 【料】中学生以上360円、小学生180円、小学生未満は無料
江島神社 辺津宮 【住】神奈川県藤沢市江の島2丁目3-8 ☎︎0466-22-4020(江島神社)【時】8:30~17:00
江島神社 中津宮 【住】神奈川県藤沢市江の島2丁目3-21 ☎︎0466-22-4020(江島神社)

 

江の島頂上
頂上から相模湾を一望

エスカーの終点となる3区間目を降りると島の頂上部に到着すると、江の島のシンボルともいえる展望灯台「シーキャンドル」と「サムエル・コッキング苑」が間近に見え、島の入り口にあった鳥居や寺社が醸し出す和の雰囲気から、がらっと洋の雰囲気に変わるのが印象的。

コッキング苑は、イギリスの貿易商だったサムエル・コッキング氏が明治15年(1882)に私財を投じて造成された和洋折衷の庭園。総面積10,000㎡を超え、苑内には南洋の植物や四季の草花が植えられていて、中には藤沢市指定天然記念物もあり目を楽しませてくれる。

サムエル・コッキング苑入り口
サムエル・コッキング苑の花壇

サムエル・コッキング苑/苑内には四季の草花が植えられている

コッキング苑の中にあるシーキャンドルは平成15年(2003)にリニューアルされ、避雷針まで入れた高さは59.8m(海抜119.6m)。高さ41.75m(海抜101.56m)のところにガラス張りの展望フロア、その上に屋外展望台があり、相模湾を一望できるだけでなく、富士山や丹沢の山々、藤沢の市街地など360度の眺望はまさに江の島一の絶景だ。

シーキャンドル

シーキャンドルはコッキング苑の敷地内に立つ

シーキャンドルの展望フロア
シーキャンドルの階段

展望フロアからは眼下に広がる相模湾や丹沢の山々などを一堂できる/屋外の階段で下まで降りるのはスリルも満点だ

さらに、強風や悪天候でなければ屋外の階段で下まで降りることも可能で、海を眺めながら“空中散歩”を楽しめるほか、1階エントランス部には、カフェやグッズショップ、郷土資料室なども備える。加えて、エントランスの上には飲食もできる「サンセットテラス」もあり、名前の通り夕日や海を眺めながらゆったりとした時間を過ごすのもおすすめである。

シーキャンドルのサンセットテラス

サンセットテラスで寛ぐのもおすすめ

江の島サムエル・コッキング苑/江の島シーキャンドル 【住】神奈川県藤沢市江の島2丁目3-28 ☎︎0466-23-2444 【時】9:00~20:00(最終入場19:30) 【料】コッキング苑:中学生以上200円、小学生100円、シーキャンドル:中学生以上500円、小学生250円、いずれも小学生以下無料 ※セット入場券有

 

江島神社 奥津宮〜江の島岩屋
険しい石段の先にある自然美

コッキング苑から「奥津宮(おくつみや)」を目指すには、飲食店などが並ぶ御岩屋道通りを経由。途中には江の島をちょうど二分にする境「山二つ」もあり、ここでも絶景を見ることができる。なお、ここから江の島岩屋を目指す道は階段の昇り降りが多く高低差もあるため、島内でも一番険しい場所と言える。

江の島の山二つ

江の島をちょうど二分する境の山二つからの眺望

奥津宮は、三女神の一番上の姉神となる「多紀理比賣命」が祀られ、安らかに海を守る神様といわれている。拝殿天井には、どこから見てもこちらを睨んでいるように見える「八方睨みの亀」が描かれ、灯篭に精巧に掘り出された龍宮の乙姫(右側)と、亀にのった浦島太郎(左側)、源頼朝が寄進したとされる岩鳥居と合わせて一見の価値有りだ。

奥津宮
奥津宮の八方睨みの亀

奥津宮/どこから見てもこちらを睨んでいるように見える「八方睨みの亀」が描かれている

また、奥津宮付近には、江の島に残る「天女と五頭龍」の恋物語にちなんで造られた「恋人の丘 龍恋の鐘」もあり、カップルで鳴らすと絆が深まるというロマンチックなスポットも。小高い丘の上にあり、気象条件が良ければ伊豆大島を見渡せる眺望の良さも魅力的となっている。

恋人の丘の龍恋の鐘
恋人の丘の南京錠

恋人の丘 龍恋の鐘/鐘を鳴らした後に名前を書いた南京錠を金網につけていく人が多い

奥津宮から島の西南端に向かうと、隆起現象で生まれた海食大地「稚児ヶ淵(ちごがふち)」が姿を現す。屏風のように連なる断崖の真下にあり、富士山の向こうに沈む夕日を見られることから「かながわの景勝50選」にも選定されているほか、磯釣りの名所としても知られ、観光客だけでなく、釣りを楽しむ人も多く見られる。

江の島の稚児ヶ淵
江の島の稚児ヶ淵

稚児ヶ淵/景勝地であるとともに磯釣りの名所としても知られている

島の最奥部にある海食洞窟「江の島岩屋」は古くは弘法大師や日蓮上人も修行したといわれ、江の島信仰発祥の地として崇められてきた。奥行152mで富士山の氷穴に通じているといわれる第1岩屋と、奥行56mで龍神伝説の地といわれる第2岩屋で構成されており、江の島の歴史を学べるパネルなども展示されている。

江の島岩屋
江の島岩屋の第1岩屋

江の島信仰発祥の地である岩屋/富士山の氷穴に通じているといわれる第1岩屋

江島神社 奥津宮 【住】神奈川県藤沢市江の島2丁目6-15 ☎︎0466-22-4020(江島神社)
恋人の丘 龍恋の鐘 【住】神奈川県藤沢市江の島2丁目5
稚児ヶ淵 【住】神奈川県藤沢市江の島2丁目5-2
江の島岩屋 【住】神奈川県藤沢市江の島2丁目5 ☎︎0466-22-4141 【時】9:00~16:00(季節によって異なる) 【料】高校生以上500円、小・中学生200円、小学生以下無料

 

弁財天仲見世通り
食べ歩きやお土産も充実

弁財天仲見世通りの「あさひ本店」は、常に行列が絶えない島随一の人気店。元祖タコせんべいは、新鮮なタコをプレスして焼き上げるのでサクサクで香ばしいのが特徴。口当たりも軽くあっという間に食べ終えてしまうほどの美味しさだ。タコのほかにもエビせんべいもあり、コッキング苑の近くにも売店を構えている。

御岩屋道通りに店を構える「中村屋羊羹店」は、饅頭や羊羹といった和菓子が充実。中でも、明治35年に考案された元祖海苔羊羹は、最高級の白いんげん餡に青海苔をほどよく混ぜ合わせた上品かつ独特な風味は、お土産に最適だ。

元祖タコせんべい

元祖タコせんべい 400円

元祖海苔羊羹
たたみいわし焼

元祖海苔羊羹。ミニは450円から販売されている/奥津宮の近くで販売されているたたみいわし焼はスナック感覚で食べられる 350円

あさひ本店 【住】神奈川県藤沢市江の島1-4-10 ☎︎0466-23-1775 【時】9:00~18:00 【休】木曜日(コッキング苑付近の売店は営業)
中村屋羊羹 【住】神奈川県藤沢市江の島2-5-25 ☎︎0466-22-4214 【時】9:00~18:00(天候によって変動有) 【休】不定休

 

新江の島水族館
相模湾の環境を再現

今回紹介した江の島のスポットは、半日あればゆとりをもって楽しむことができる。一日を通して湘南を満喫するには鎌倉観光も良いが、江の島の対岸にある「新江の島水族館」は家族で楽しめるスポットとして人気だ。

地元の海をさまざまな角度から紹介し、館内で一番大きな「相模湾大水槽」は相模湾の環境を再現し、生息する2万匹の魚たちの美しい群泳の中で、毎日2つのダイビングショーが楽しめる。

また、60年以上の飼育研究と展示手法で培われた経験を活かしたクラゲ展示は、「癒し」と「学び」の2つのエリアで構成され、常時40種以上のクラゲを観察できる。ペンギンやアザラシ、カワウソ、カピバラなどの愛らしい姿や、ウミガメののんびり泳ぐ姿から癒しのひと時を演出している。

新江の島水族館エントランス

江の島の対岸に立地(写真提供:新江の島水族館)

新江の島水族館の相模湾大水槽
新江の島水族館のクラゲ展示

相模湾大水槽/60年以上の飼育研究と展示手法で培われた経験を活かしたクラゲ展示も見どころ(写真提供:新江の島水族館)

新江の島水族館のイルカショー

子どもに人気のあるイルカショー(写真提供:新江の島水族館)

新江の島水族館 【住】神奈川県藤沢市片瀬海岸2-19-1 ☎︎0466-29-9960 【時】9:00~17:00(季節や繁忙期によって異なる) 【休】施設メンテナンスや気象状況で臨時休館の場合有 【料】大人2500円、高校生1700円、小・中学生1200円、幼児(3歳以上)800円 【P】近隣に3カ所の駐車場有、約750台収容可能 【マップコード】15 207 719*56

ご当地ランチ
江の島魚見亭 絶景ごはん

江の島 魚見亭のテラス席

テラス席からの眺望は圧巻

江の島での食事といえば、新鮮な海鮮が連想される。実際軒を連ねる飲食店は海鮮を売りにしているところが多いが、今回紹介する「江の島 魚見亭」は、目の前に広がる絶景とともに食事できることが大きな特徴だ。

店舗は奥津宮から稚児ヶ淵に向かう道中にあり、店内でもオーシャンビューを確保するが、テラス席から眼下に広がる大海原は圧巻の一言。心地よい日差しと潮風を感じながら食事を楽しめる、江の島の中でも数少ない飲食店として人気を集めている。

江の島 魚見亭の外観

江の島 魚見亭

看板メニューは、名産品のしらすをたっぷりと堪能できる釜揚げしらす丼で、しらす漁が解禁されると生しらすを味わうことも可能。さらに、さざえのコリコリした食感と卵の組み合わせが絶妙な江の島丼も好評を博している。

このほか、新鮮な海鮮料理や、コーヒーや軽食も用意。ランチだけでなく、休憩時にも気軽に利用することもできる。

かにの味噌汁付き釜揚げしらす丼
かにの味噌汁付き江の島丼

かにの味噌汁付き釜揚げしらす丼 1350円/かにの味噌汁付き江の島丼 1350円

江の島 魚見亭 【住】神奈川県藤沢市江の島2-5-7 ☎︎0466-22-4456 【時】10:00~日没後約30分後 【休】台風などの荒天時 【P】江の島内駐車場を利用

 


旅グルマ紹介
スバル・フォレスター 走りの良さと使い勝手を真摯に追求

スバル・フォレスター

剛性感のある安定した走りが特徴のフォレスター

今回の旅グルマは、スバル「フォレスター」。「インプレッサ」に続いてスバルの最新プラットフォームを採用し、剛性感のある安定した走りが特徴だ。

ラゲージの開口幅はクラストップレベルで、荷物の積み下ろしが容易であることも大きなポイント。アイサイト・ツーリングアシストも標準装備するので、高速や遠方の運転も疲労感が少なく、シンメトリカル4WDに裏打ちされた高い悪路走破性は、アウトドア派だけでなく万が一の降雪などでも有用。シーンを選ばない安心感の高さはまさに質実剛健と言える1台になっている。

スバル フォレスター  【パワートレーン】水平対向4気筒2.5L CVT 【最高出力】184PS(134kW)/5800rpm 【最大トルク】239Nm(24.4kgm)/4400rpm 【WLTCモード燃費】13.2km /L 【ボディサイズ】全長4625mm×全幅1815mm×全高1715mm 【価格】308万円

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今回の立ち寄りスポットマップ

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