元WGPライダー青木琢磨、「Jaguar I-PACE eTROPHY」第3戦メキシコで初表彰台

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メキシコシティーで開催された、フルバッテリー電気自動車(BEV)による ワンメイクレース・シリーズ「Jaguar I-PACE eTROPHY」シーズン2第3戦は、Simon Evans(Team Asia New Zealand)とSérgio Jimenez(ZEG iCarros Jaguar Brazil)がトップ争いを繰り広げたが、Sérgio Jimenezが勝利し、2戦連続の優勝を果たした。

 

初参戦の日本人ドライバー、青木拓磨(Team Yokohama Challenge)は、国際的な電気自動車のレースにおける初めての車いすレーサーとして、初の表彰台獲得を達成した。また、メキシコのローカルVIPドライバーとして参戦したMario Domínguezは、3位でフィニッシュし、本シリーズにおけるVIPドライバーとして初の入賞者となった。

 

Jaguar China RacingのDavid ChengとMashhur Bal Hejailaは、レース中に接触を起こしリタイアとなった。コースクリアとなったタイミングで、トップ4名のドライバーはATTACK MODEを発動し、直線コースでのオーバーテイクに挑戦した。

 

 

今回のレースについて青木拓磨は、「今回のこの素晴らしいリザルトは、⼀番うしろのグリッドからスタートしただけに本当に嬉しいです。今回私は初めてこのレースに臨むこととなり、EVのレースもまた初めて、このサーキットも同様です。しかし、チーム横浜チャレンジのスタッフ全てが私を助けて、早くこれらに馴染めるようにしてくれました。さもなければ、このような結果を得ることは出来なかったでしょう。また、クルマを単に私が運転できるようにしてくれただけでなく、トップポジションを狙えるようなクルマに仕上げてくれたジャガー・ランドローバーのスペシャルビークルオペレーションズ(SVO)、グイドシンプレックスそしてMスポーツに、私は大変に感謝をしています。」と語った。

 

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