ナッツRV、夢のある会社を目指す━━ 創立30周年記念祝賀会

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キャンピングカーの大手メーカー「ナッツRV」(本社:福岡県遠賀郡)が、今年で創業30周年の節目を迎えたことを記念し、北九州市小倉のリーガロイヤルホテルで祝賀会を開催した。

1990年に創業した同社は、キャンピングカー業界へ参入後、2002年には中国に渡り、2004年に法人登記をして大連工場を稼働。2014年にはフィリピン・セブ島に新工場、2015年には敷地面積約4000坪の工場を北九州市に新設。創立から30年で年間総生産台数850台という国内でも随一の大手キャンピングカー製造・販売会社へと躍進した。

 

また、大規模なキャンプ大会の企画・開催や昨年はキャンピングカー総合誌オートキャンパー主催「キャンピングカー・オブ・ザ・イヤー2019」で同社のクレアシリーズ・ダブルタイヤ仕様が大賞を受賞。これまで国内未設定だったダブルタイヤ仕様の導入に向け、自動車メーカーとの交渉から様々な適合実験までを先導して行ったことが評価される等、業界全体の発展にも寄与し続けてきた。

生産能力向上でより品質・安全性を高めていく

祝賀会では、集まった300名近い関係者・取引先・メディアを前に荒木賢治代表が挨拶。同社が発展を遂げる節目となった出来事を、30年の歴史を振り返りながら紹介。さらに昨年1月に新たなパネル工場を稼働させ、パネル生産のオートメーション化を背景に、2020年目標として「生産台数1000台」を掲げた。

また、働きやすい環境づくりも同時に進め「将来は夏季休暇が一カ月ある会社にしたい」と荒木代表。「長期休暇を使って、自社のキャンピングカーに乗り全国を巡る旅を楽しむ。そんな人生が送れるような魅力ある会社にしていきたい」と語った。

 

挨拶する荒木代表

 

キャンピングカー産業全体の発展・繁栄のために

会では木内実衆議院議員、災害復興支援の一環で車両寄贈を行ってきた福岡県朝倉市観光協会の井上善博会長、日本RV協会の降旗貴史会長等、業界を代表するゲストによる祝辞が述べられた。キャンピングカーの本場であるドイツに10年在住していた木内衆議院議員は「荒木代表とともに、日本にキャンピングカー文化を根付かせていく努力をしていきたい」と力強く語っていた。

 

 

今年は、ナッツRVの主力モデルであるキャブコン(キャブコンバージョン)「クレア」と「クレソンジャーニー」の2モデルが新しく生まれ変わった。その強力な商品力が持つ勢いと技術・生産力アップを背景に、ブランドをさらなる高みへと成長させるとともに、荒木代表は「自社の発展だけではなく、今後もキャンピングカー産業そのものの発展・繁栄のために、全力を尽くしていきたい。今後50年、100年と続けていける会社を目指して頑張っていきたい」と締めくくり、会は盛況のうちに閉幕した。

 

お笑いショーも催され、ミスティックの佐藤社長がゲスト参加

 

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ナッツRVホームページ https://nutsrv.co.jp/

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