ディスプレイオーディオには「ナビキット」装着がオススメ!(編集部)

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■T-Connectとは?

トヨタが2014年にスタートしたテレマティクスサービスが、「T-Connect」だ。このテレマティクスサービスとは自動車向けの情報提供サービスで、クルマをインターネットに接続することで、様々な使い方を可能にするもの。T-Connectの場合、クルマに搭載されたT-Connect対応ナビとトヨタスマートセンターを通信でつなぎ、オペレーターサービスや地図データの更新、最適ルートの探索等、様々なサービスを実現している。その便利なサービスの一部を紹介しよう。

【ハイブリッドナビ】
カーナビの基本となるのは、何といっても正確なルート案内。渋滞を避けつつ、最適・最短のルートでスムーズなドライブを楽しみたいものだ。そのためには、通信を利用したリアルタイムかつ精度の高い道路交通情報を得ることが不可欠であるが、走行中では常に通信ができるとは限らない。

そこで、T-Connectに搭載されたのが「ハイブリッドナビ」である。これはトヨタスマートセンターから配信される最適なルート探索と、車載ナビによるルート探索を合わせたルート案内サービス。通信可能なエリアではトヨタスマートセンターがルート探索を行い、通信環境が悪いエリアでは車載ナビがルート探索を行う。状況に合わせて二つのルート探索を使い分けるから「ハイブリッド」というわけである。

基本となるのはトヨタスマートセンターのルート探索。目的地を設定すると、トヨタスマートセンターが、蓄積されている「現在地周辺の交通情報」や「高速道路・一般道路の渋滞予測情報」を考慮した最適なルートを探索し、結果を通信で車載ナビに配信。その際、最新の地図データも配信される。そしてルート案内中も、トヨタスマートセンターで約5分ごとに最適なルート探索を行う。より短時間で目的地に到着できるルートがあれば新しいルートが提案されるので、常に最適なルートで走行できる。

一方、通信環境が悪くトヨタスマートセンターと通信できないエリアでは、車載ナビでルート探索を行う。この場合は渋滞等、リアルタイムの交通情報を得ることができないから少し精度は落ちてしまうが、通信環境が良いエリアに入ると自動的にトヨタスマートセンターと通信を開始してルート探索が行われるので安心だ。再び最適ルートでドライブを楽しむことができる。

【マップオンデマンド】
正確なルート案内には、最新の地図データが必要だ。そこでT-Connectでは、従来から最新の道路データを配信するサービス、「マップオンデマンド」が用意されている。新しい道路が開通すると高速・有料道路なら最短で即日(平均2週間程度)、一般道路も随時更新されるので、常に新しい道路情報でルート案内が可能になるというわけだ。

T-Connectナビキットでは、マップオンデマンドが3年間無料で利用できる。4年目以降は販売店で最新版の地図ソフトを購入して地図データを全更新すれば、全更新日からさらに2年間マップオンデマンドの継続利用ができるようになる。

なお、DCM(専用通信機)が標準装備になっている車種なら、DCMが5年間無料で利用できる。このため、その間がマップオンデマンド有効期限であれば、地図データは常に自動更新されることになるのも大きなメリットといえる。面倒な手間なく、正確なルートでドライブに出かけることができるのは、見逃せないポイントだ。

【オペレーターサービス/オペレーターサービスPlus】

オプションで設定されている「オペレーターサービス」は、24時間365日、カーナビからオペレーターを呼出し、口頭で行きたい場所を伝えるだけで、ユーザーに代わってオペレーターが目的地を検索してくれるというもの。検索結果はカーナビに送信されるので、ドライバーは運転に集中したまま目的地の検索が行えるというわけだ。

さらに上級プランの「オペレーターサービスPlus」ならば、オペレーターサービスの内容に加え、目的地を案内した後、予約が必要な場合もそのまま依頼できる。ホテル、レストラン、国内航空券、レンタカーの予約、保険の取り次ぎができるので、急な出張の際も便利だ。

<編集部>

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