【JCCS2020】ダイレクトカーズのフラッグシップキャブコン「trip」 堂々完成

キャンピングカー イベント

2009年の創業以来、トヨタ・ハイエースをベースにしたバンコン(バンコンバージョン)を数多く製造してきた「ダイレクトカーズ」。今回の「ジャパンキャンピングカーショー2020」では、同社初のトヨタ・カムロードをベースとしたキャブコン(キャブコンバージョン)となる「trip(トリップ)」を初公開。ダイレクトカーズのくるまづくりの粋を結集した渾身の1台が完成した。

▼trip

昨年夏に初のキャブコンとなる「モビリティホーム」をデビューさせ、その後も新型モデルを続々と発表するなど、常にユーザーに驚きとインパクトを与えるダイレクトカーズ。今回のイベントで公開された「trip(トリップ)」は、トヨタ・カムロードをベースとすることでさらに架装の自由度が増し、広々とした空間にエアコンや温水シャワー、冷蔵庫といった快適装備を満載し、高級感あふれるデザインを融合させたモデルとなった。

インテリアは、清潔感と高級感のあるデザインでまとめられ、車両右上部から後端部にかけた配された大容量のキャビネットは、白基調にアクセントとして用いられているアルミが目を引く。

■快適なくるま旅をだけでなく、災害時のツールとしてのポテンシャルも

センターエントランスを採用する居住スペースは、大柄な大人でも立ったまま室内を移動できる広さを確保。リビング部にはバタフライシートを2脚備え、移動中は前向き乗車、停車中はテーブルを囲んでダイネットで食事なども可能で、さらに昇降式テーブルを降ろしてマットを敷けばフルフラットベッドにもなる。

加えて、シンクやIHヒーターを備えたキッチン、電子レンジ、冷蔵庫、テレビ、エアコンといった家電類も不自由なく稼働させる電装系も充実。さらに、マルチルーム内、車外、シンクの3ヶ所で温水を使うこともでき、快適なくるま旅はもとより、災害時の生活拠点として活用できるポテンシャルを持つ。

また、32インチのテレビはバンクベッドの土台に埋め込まれており、テレビを見るときは土台をチルトアップするというユニークなもの。国産車でこういった仕掛けがなされているモデルはほぼなく、大きな見どころの一つになっている。

後部に備えられた常設ベッドは1800mm×1220mmのセミダブルサイズとし、ダイネットとバンクベッドを合わせると最大5名就寝に対応。大人数での利用から、夫婦はダイネットで寛ぎ子供はリヤ/バンクベッドで寝るといった使い方で、ファミリーユースでゆったりとしたくるま旅を楽しむにも最適なモデルとなっている。

※車両概要や価格はダイレクトカーズ担当者まで

▼リトリート スーパーロングベース

キャンピングカー業界や車中泊愛好家の間で、今年のトレンドの一つとなっているのが「バンライフ」というキーワード。このバンライフからインスピレーションを受けた「リトリート」は“移動できる趣味の部屋”をコンセプトに、インテリアにリアルウッドを多用することで、ログハウスのような木の温もりが感じられる空間が特徴となっている。

先行してデビューした標準ボディモデルに加え、今回のイベントでは待望のスーパーロングベースが登場。ウッディなインテリアは標準モデルと同じであるが、リヤに配されていたスライド式テーブルは1列目と2列目に設えられるとともに、シンクも追加されている。

セカンドシートには左右分割可倒式REVOシートを採用することで、様々なシートアレンジが可能なことに加え、スマートフォンやカメラのバッテリーなども充電できるアクセサリーコンセントや空調装備といった快適装備も充実している。

新型車の登場で、一人+αでのくるま旅やライトな車中泊といったニーズは標準ボディ、ファミリーユースはスーパーロングいった選び方も可能となった。

※車両概要や価格はダイレクトカーズ担当者まで

 

●出展の様子を動画で公開

 

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