最新ディスプレイオーディオでナビアプリやサブスクを使うとどのくらい通信量がかかるのか調べてみた!

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■ディスプレイオーディオで音楽(サブスク)アプリを使うと通信量はどのぐらい使われるのか?

近ではサブスクリプションと呼ばれる音楽定額サービスが流行っていることもあり、スマホ本体に音楽を入れて持ち歩く方も少なくなっているのではないでしょうか。ディスプレイオーディオでも使える音楽アプリを利用すると通信量がどのぐらい使われるのかを検証してみました。

約5分間の再生でどのぐらいの通信量を利用するか、開始時毎回リセットをしてゼロの状態から、細かく使うアプリとディスプレイオーディオで使用するシステムまで分けて計測しました。

計測結果は以下のとおりです。

利用した音楽アプリ 開始時の通信量 到着時の通信量 使用したシステム
YouTube Music 0MB 13MB Android Auto
Amazon Music 0MB 7.4MB CarPlay
Spotify 0MB 8.7MB CarPlay
Amazon Music 0MB 5.9MB Bluetooth
Spotify 0MB 13MB Bluetooth

検証結果から、初回起動時や曲が変わるタイミングでデータ通信量が増える傾向がありました。ディスプレイオーディオでも使える音楽アプリを利用すると、一曲再生する毎に平均3-4MBの通信量がかかります。

ナビアプリとは違い常時通信をしているわけではないので、利用したシステムに関係なく曲再生に必要な通信量はある程度一定でした。

通信量は一定で決まっていますが、長旅にナビと併用して音楽再生を長時間続けると、データ通信容量が増えます。ナビアプリ同様に低用量プランに加入されている方は、注意が必要です。

■最新ディスプレイオーディオを使うなら「通信量」にも注意!

今後、トヨタから発売されるクルマのカーナビは順次「ディスプレイオーディオ(DA)」を標準搭載していくと言われています。ディスプレイオーディオは、使いこなせれば、スマホのように使える便利さがあります。ただ、使う上で注意点をユーザー自身が知っておく必要があると改めて感じました。

特に、ユーザー側が利用できる”通信”については、契約するキャリアのプラン毎に使える通信容量は決まっています。それを超えると制限がかかり低速通信になります。制限がかかると、一般利用にも影響するので不便です。

今後ディスプレイオーディオが普及する上で、クルマ専用の使い放題プランやeSIM等が出て来れば、日常利用するスマホと分けた使い方ができるようになり、ユーザー側も安心して使えるのではないでしょうか。今後の課題とそれに伴う進化を期待できる部分も多く、引き続き調査していきたいと思います。

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[ちえほん]

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