独アウディ、EVのSUVクーペ「e-tron Sportback」を発表

新車情報

アウディは、EVの新型SUVクーペ「e-tron Sportback」を、欧州で2020年春より発売すると発表した。ドイツでは、2種類の出力バージョンが用意され、ベース価格は71,350ユーロ(約860万円)となっている。

 

【「e-tron Sportback」の発売を記念した特別仕様車「エディション1」】

また、アウディでは、「e-tron Sportback」の発売を記念して、プラズマブルーのカラーを採用した限定モデルの「エディション1」を発売する。S lineエクステリアをベースにしたこのモデルは、バーチャルエクステリアミラー、アルミニウム調アタッチメント、21インチ専用ホイール、オレンジのブレーキキャリパー、パノラマガラスサンルーフなどを標準装備している。照明付きフロントドアシルトリムは、モデル名の「エディション1」ロゴを地面に投影するほか、インテリアは、ヴァルコナレザー製の専用モナコグレーシートカバー付カスタマイズドコンツァーシート、同じくヴァルコナレザー製のスポーツシート付Sラインインテリアから選択可能となっている。さらに、フロント3Dサウンドを備えたBang & Olufsen プレミアムサウンドシステム、Tourアシストパッケージ、フロントおよびリヤのダイナミックターンシグナルとダイナミックライトシナリオを備えたマトリクスLEDヘッドライトも装備している。

 

【電気自動車であることを明確に示したエクステリアデザイン】

「e-tron Sportback」は、八角形のシングルフレーム、ホイール上のパワフルな造形、彫刻的なリヤエンドを備えており、そのディテールは、このSUVクーペが電気自動車であることを明確に示している。ライトプラチナグレーで彩られたグリルには、ほとんど開口部がないデザインとなっている。マトリクスLEDヘッドライトの下端にある4本のデザインエレメントは、デイタイムランニングライトとして機能し、e-tron独自のライトシグネチャーを生み出し、4本のラインは、エクステリア全体のテーマにもなっている。

 

また外板色には、専用の新色、プラズマブルーメタリックを含む合計で13種類を用意しており、充電フラップには、高電圧システムを示すオレンジ色のロゴが設置されている。ホイールアーチトリムとシルには、アンスラサイトが採用されているほか、ブラックに塗装されたアンダーボディプロテクション、ディフューザー、ドアシルなども採用され力強い外観を強調している。

 

スポーティな側面に特に焦点を当てた「Sラインモデル」は、20インチホイールとスポーティセッティングのエアサスペンションを標準装備しているほか、バンパーには印象的なエアインテークトリムが設置され、エアフローを改善する。また、ラジエーターグリルにはSラインのエンブレム、照明付きのアルミニウム製ドアシルトリムにはSロゴが装着されている。リヤエンドでは、標準装備されたスポイラーと、車幅全体に広がる印象的なディフューザーが、優れた空力性能に貢献している。

 

 

【615ℓの積載容量を確保した広い室内空間】

2,928mmの長いホイールベースにより、乗員5人とその荷物を積載することのできる広いスペースを備えており、ボンネット下の60ℓの収納コンパートメント(工具キットと充電ケーブルを収納)を含め、合計615ℓの積載容量を確保している。リヤシートの背もたれを倒すと、ラゲージコンパートメント容量は1,655ℓに増加する。

 

インストルメントパネルは、左右いっぱいに弧を描いて伸び、運転席側にはアウディバーチャルコクピットのカバーが一体化され、ディスプレイは空間に浮いているように設計されている。2つのタッチディスプレイを備えたインストルメントパネルは、人間工学に基づき、ドライバーに向かって角度が付けられている。

 

また、標準仕様に加えて、インテリアデザインセレクションとSラインインテリアが用意されており、フロントシートでは、標準シート、スポーツシート、Sスポーツシート、オプションのベンチレーションおよびマッサージ機能を備えたコンツァーシートから選択が可能となっている。シートのステッチパターンは電気回路を連想させるもので、オプションで、明るいオレンジ色のコントラスト ステッチとパイピングを選択することもできる。さらに、オプションのコンツァー/アンビエントライティングパッケージや、Bang & Olufsen プレミアム3Dサウンドシステムなども用意されている。

 

 

【航続距離を伸ばすエアロダイナミクスの採用で、Cd値0.25を実現】

Sラインエクステリアおよびバーチャルエクステリアミラーを装備した「e-tron Sportback」は、姉妹モデルのAudie-e-tronよりも優れた、わずか0.25のCd値を誇っている。これは主に、クーペのようなボディ形状により、車両後方の空気抵抗が少ないためで、高い位置に設置されたテールゲートのエッジ部分が、このエリアにおけるエアフローの乱流を最小限に抑え、最終的には電力消費量の削減にも繋がっている。1回の充電で走行可能な距離は、最大446km(WLTP値)で、空力性能が向上したことにより、航続距離は「e-tron」と比較して約10km延びている。

 

ウィング形状のサポートに設置された小型のバーチャルエクステリアミラーは、さらなる効率化に貢献しており、3つの運転状況(高速道路、旋回時、駐車時)に合わせて自動的に調整される。また、電動開閉式のエアインテークは、フロントブレーキ、エアロホイール、高電圧バッテリーを保護するアルミニウムプレートを含めて、完全にカバーされたアンダーボディを冷却するためのチャンネルを備えており、空力性能を向上している。

 

【デジタルマトリクスLEDヘッドライトを量産車として初採用】

「e-tron Sportback」には、革新的なデジタルマトリクスLEDヘッドライトが、量産車として初めて採用されている。このヘッドライトは、光を微細なピクセルに分解することで、非常に明るく照らすことが可能となっている。また、「e-tron Sportback」では、2020年半ばに、複数のタスクを実行することのできるデジタルライトが導入される予定で、このライトは、リービングホーム/カミングホーム機能として、壁や地面に独自のアニメーションを投影すると同時に、車両前方の足元エリアを照らすことが可能となっている。さらに、高速道路の走行中の車線を明るく照らすレーンライトや、光軸の一部をマスキングして暗い領域を生み出すことにより、車両が進むべき方向を矢印で示すオリエンテーションライトの機能が、安全性を向上している。

 

【スポーティで効率的な電気モーター・電動4輪駆動・サスペンションを採用】

e-tron Sportback 55 quattroは、高い効率、パフォーマンス、そして静粛性を提供する。前後のアクスルには、パワーエレクトロニクスによって三相電流が供給される非同期電気モーターが搭載されており、265kWの最高出力と561Nmの最大トルクを発生する。0~100km/h加速は、わずか6.6秒で、最高速度は電子的に200km/hに制限されている。

 

また、前後アクスル間の理想的な駆動トルクの配分を、連続的かつ瞬時に調整する電動4輪駆動を採用し、ほとんどの走行状況においてリヤの電気モーターのみを使用するため非常に効率的となっている。さらに、駆動コンポーネントの低い搭載位置により、従来のSUVに比べて重心がはるかに低くなっており、ほぼ50:50の前後重量配分により、バランスが取れた自然なステアリング特性を実現している。5リンクサスペンション、プログレッシブステアリング、電気油圧式ブレーキシステムといったコンポーネントから成るサスペンションは、最新のテクノロジーと組み合わせることによって、機敏なハンドリングと優れた快適性を提供する。標準装備される255/55 R19タイヤは、非常に低い転がり抵抗を特徴としており、さらに2020年半ばからは、「e-tron」よりも1サイズ大きい、最大22インチのタイヤもオプションで利用可能になる。

 

加えて、標準装備されるダイナミックハンドリングシステム アウディ ドライブセレクトにより、ドライバーは複数のドライブコンポーネントの特性を、7つのプロファイルの間で切り替えることができ、スムーズで快適な乗り心地から、スポーティで安定したハンドリングまで、幅広く車両の特性を変化させることが可能になった。電子制御ダンパーを備えたアダプティブエアサスペンションにより、速度が上がるにつれてライドハイトが下がり、エアフローが大幅に改善され航続距離が伸びる。

 

【最高出力230kW・最大トルク540Nmを発生するe-tron Sportback 50 quattro】

市場導入時に、出力レベルが異なる電気モーターを搭載したもう1つのバリエーションe-tron Sportback 50 quattroも提供される。e-tron Sportback 50 quattroは、230kWの最高出力と540Nmの最大トルクを発生し、バッテリー重量は、55 quattroよりも約120kg軽量化されている。エネルギー容量は71kWhで、フル充電した場合の航続距離は、最大347km(WLTPサイクル)となっている。

 

【急速充電に対応し、30分で80%まで充電が可能】

e-tron Sportback 55 quattroは、最大150kWの直流(DC)急速充電に対応しており、約30分でバッテリー容量の約80%まで充電することが可能となっている。e-tron Sportback 50 quattroは最大120kWで充電可能で、55 quattroと同様に、約30分でバッテリー容量の約80%まで充電できる。

 

【触覚および音響によるフィードバックが可能なMMIタッチレスポンス オペレーティングシステム】

2つのディスプレイを備えたMMIタッチレスポンス オペレーティングシステムを備えており、触覚および音響によるフィードバックを発することが可能で、12.1インチのアッパー タッチスクリーンでは、インフォテインメント、電話、ナビゲーション、e-tron専用機能を設定する。8.6インチのロワー ディスプレイは、テキスト入力、コンビニエンス機能、空調コントロールの調整に使用し、メニュー構造は、スマートフォンと同様、明確で分かりやすいグラフィックを使用して、直感的に理解できるフラットな階層となっている。ほかにも、12.3インチのアウディ バーチャルコクピットも標準装備されている。

 

【ドライバーの負担を軽減する充実した機能装備】

ドライバーの負担を軽減する機能装備では、アウディプレセンス ベーシックと、アウディプレセンス フロント セーフティシステムが標準装備されているほか、市街地走行に特化したCityアシストパッケージが採用され、交差点アシストとリヤ クロストラフィック アシストのほか、レーンチェンジワーニング、エグジットワーニングが含まれている。また、アウディプレセンス フロント/リヤ/サイドを統合した、アウディプレセンス360°も搭載しており、衝突の危険性を検知し、フルブレーキからシートベルトプリテンショナーの作動に至るまで、必要な乗員保護対策を発動する。さらに、アシストパッケージ“Tour”には、クルマの加速と減速をサポートするアダプティブクルーズアシストとエフィシェンシーアシスタント機能のほか、ターンアシスト、衝突回避アシスト、エマージェンシーアシストも含まれている。

 

「e-tron Sportback」のドライバーアシストシステムは、セントラル ドライバーアシスタンス コントローラーによって集中的に管理されており、コントローラーは、車両周囲の環境モデルを連続的に計算する。選択したオプションに応じて、最大5台のレーダーセンサー、5台のカメラ、12台の超音波センサーからデータを受信する。

 

おすすめ記事

Tagged