トヨタ、新型「グランエース」を12月16日より発売

新車情報

トヨタは新型車「グランエース」を、全国のトヨタ車両販売店を通じて、12月16日より販売する。3列シート6人乗りの「Premium」と、4列シート8人乗りの「G」の2つのグレードを設定する。

 

【大型ラジエーターグリルを採用した迫力あるエクステリア、最小回転半径5.6mの取り回しの良さを実現】

新型車「グランエース」は、パワートレーンの後端上に運転席が配置され、ごく短いボンネットを持つセミボンネットのパッケージを採用している。金属調加飾の大型ラジエーターグリルがヘッドランプと融合し、上下、左右方向に張り出す存在感あるフロントビューとなっている。また、グリル枠と連続し、ヘッドランプに突き刺さる特徴的なLEDデイタイムランニングランプと、クロム加飾フレームで囲んだプロジェクター式2眼LEDヘッドランプを採用している。

 

 

サイドビューでは、クラッディングパネル、およびリヤバンパーの下端まで連続した金属調加飾モールを採用しているほか、リヤデザインはフロントデザインと呼応するとともに、上方向を指し示す特徴あるデザインのリヤコンビネーションランプとバックドアガーニッシュを組み合わせ、高い位置にレイアウトしている。

 

足回りでは、削り出しの質感と金属調塗装の大きく見せる放射状のスポークデザインアルミホイールを17インチタイヤに設定した。全長5,300mm、全幅1,970mmのワイドなサイズにも関わらず、最小回転半径5.6m(17インチタイヤ装着時)を達成し、最適なステアリング切れ角とギヤ比の設定により、市街地での取り回しの良さを実現している。また、外板色には、ホワイトパールクリスタルシャイン(オプション設定)、ブラックなど全4色を用意している。

 

 

【利便性や快適性を追求したゆとりある室内空間を実現】

室内長3,290mm、室内幅1,735mmものゆとりある空間に、3列シート6人乗りに加え、4列シート8人乗りの2タイプを設定している。3列シートの「Premium」は、2列目ならびに3列目の4席に、ゆったりとくつろげる専用のエクゼクティブパワーシートを採用し、座り心地の良さに加えて、ロングスライド機構やパワーリクライニング機構、パワーオットマン、快適温熱シート、格納式テーブルなどを装備し利便性や快適性の良さも追求している。また、4列シートの「G」は、2列目にエグゼクティブパワーシート、3列目にレバー操作でシート調整可能なリラックスキャプテンシートを設定しており、4列目にはワンタッチで座面が跳ね上がる6:4分割チップアップシートを採用するなど、乗車人数や手荷物の量にフレキシブルに対応する。

 

 

後席への乗降性に配慮して、スライドドアの開口幅を1,000mmと大きく設計しているほか、後席では、フロントシート背面からサイドトリムに向かって配した木目調加飾や、加飾に沿って配されたLEDサイドカラーイルミネーションなども採用されている。さらに、スマートキーで予約操作してから、スマートキーを携帯し車両に近づくとスライドドアが自動的に解錠し開くウェルカムパワースライドドア機能を搭載したスマートエントリー&プッシュスタートシステムを全車標準装備しているほか、スライドドアが閉じ始めれば、スマートドアロックを受け付け、完全に閉じたタイミングで自動的に施錠する予約ロック機能も設定している。

 

ブラックを基調とした低くワイドなインストルメントパネルは、空調吹き出し部に金属調加飾を、助手席正面に木目調加飾を配しているほか、メーターフードには表皮巻きと本ステッチを採用している。さらに、ステアリングホイールには本革を使用し木目調加飾と組み合わせるなど上質なインテリアを追求している。内装飾はブラックを基調としており、天井色には華やかなフロマージュを配色している。

 

 

【高い走行安定性と優れた静粛性を実現】

1GD 2.8Lクリーンディーゼルエンジンと6速オートマチックトランスミッションを搭載し、滑らかさ・静粛性に加え低回転からトルクフルな走行を実現し、WLTCモード走行燃費は10.0km/Lを達成している。また、DPRや尿素SCRシステムの採用により、窒素酸化物(NOx)を大幅低減したことにより排出ガス規制の基準「ポスト新長期規制」に適応した。

 

FRレイアウトを採用しており、アンダーボディはサイドメンバーをストレートに通すストレートラダー構造とし、フロア面のねじれ剛性を確保したほか、各ピラーをアンダーボディと結合した環状骨格構造を用いることで高剛性ボディを実現している。サスペンションは、フロントにマクファーソンストラット式独立懸架、リヤはトレーリングリンク車軸式を採用し、高いボディ剛性に対して、サスペンションジオメトリの最適化やストロークの確保によって、接地感ある上質な乗り心地と高い走行安定性を実現している。また、低くワイドなインストルメントパネルにメーター配置を工夫することで、広々とした前方視界を確保し、さらに、フロントピラーのスリム化、三角窓の拡大、低いベルトラインなどにより、優れた側方視界を確保している。

 

【スマートフォンと連携可能なディスプレイオーディオなど充実の先進装備

ディスプレイオーディオ(DA)とDCMを標準装備し、SmartDeviceLinkに対応するTCスマホナビや、音楽・ラジオアプリなどをDA上に表示して操作することができるほか、LINEカーナビでは音声認識で目的地設定やLINEのメッセージ送受信、音楽再生などが可能となっている。また、Apple CarPlay、Android Autoなど日常利用している地図アプリや音楽アプリなどもDA上で操作・利用が可能となっている(TVとセットオプション、契約時にT-Connect契約が必要)。

 

 

安全面では、歩行者(昼夜)や自転車運転者(昼間)を検知対象に加えたプリクラッシュセーフティ採用の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を装備し、駐車時など、静止物を検知して衝突被害の軽減に寄与するインテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]、駐車場での後退時に左右後方から接近する車両を検知し衝突の可能性がある場合、ブレーキを制御するリヤクロストラフィックオートブレーキ[パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)]、切替レバーを操作することで、車両後方カメラの映像をミラー内のディスプレイに表示するデジタルインナーミラーなど、安全・安心をサポートする機能も充実している。

 

<価格(消費税込)>

「Premium」/650万円、「G」/620万円

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