トヨタ東京自動車大学校【アメリカホームステイ研修】アメリカで暮らし、文化の違いや日本の良さを再確認

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トヨタ東京自動車大学校(東京・八王子市、上田博之校長)では、異文化に触れグローバル感覚を醸成するアメリカ・ユタ州でのホームステイ研修を1年ぶりに実施。参加した17名の学生は、ホストファミリーと寝食を共にし、州立ユタバレー大学で板金塗装の授業と英会話のレッスンを受けた。さらに、現地の自動車ディーラーや雄大な大自然や歴史にも触れた。代表学生6名に〝アメリカでの暮らし〟を振り返ってもらった。

取材に協力して頂いた皆さんと引率の石川先生(後列左)

ホームステイ研修は、7月19日から8月2日まで15日間で行われ、ユタ州・オーレム市に滞在し平日はユタバレー大学での授業、放課後にアクティビティや現地販売店の見学を行った。

■ホームステイに行けるのは今だけ

一旦、時間を出発前に戻し、研修参加の動機を聞いた。多くは、就職後に行けるのは〝観光〟であり、ホームステイができるのは〝今だけ〟というもの。一方「昨年、応募したが実施されなかった(北国さん)」と、2年越しで実現したケースや「仲の良い友人の参加が後押しに(髙﨑さん、常岡さん)」という声もあった。今回は、現地到着が金曜日で、授業開始より前にホストファミリーと週末(土・日曜)を過ごすことになった。

やはり、気になるのは英会話に対する不安だと思うが「ジェスチャーでなんとかなるだろう」という考えが大多数。中には「夕方に顔を合わせて、いきなりハイキング。これで心の不安も取れました(北国さん)」と、まさに習うより慣れろを実践した。

■授業も〝アメリカ流〟で

板金と塗装の授業は、同校ではボデークラフト科の領域。「1級は板金や塗装をやらないので、すごくいい経験になりました(鬼形さん)」と、新たな学びの場でもある。

板金の授業では、各人が1枚の金属プレートを湾曲させ、オブジェクトを制作した。塗装の授業では、一人ずつアルミ板に様々な型を用いてマスキング、思い思いのアレンジでペイントを施した。

授業には通訳も同席しており、現地の先生とコミュニケーションも十分に取れ、アドバイスを受けながら作品を仕上げた。「先生がいとも簡単に、手で鉄の棒を曲げたのですが、僕らは全体重をかけても曲がらない(白鳥さん)」「先生の服装は半袖にエプロン掛け。だけど、工具を持てば一流のプロ。これがアメリカなのかな(北国さん)」と、アメリカ人の腕力や、仕事のスタイルの違いに驚いた。

英会話の授業は、床に座ってリラックスした雰囲気でジェスチャーを使い、体を動かして英語に慣れるもの。「今思えば、単語だけでもジェスチャーでも何とかなると、教えてもらったのかもしれません(白鳥さん)」と振り返った。

ユタバレー大学で

■ホストファミリーといろいろな暮らしを体験

日本でアメリカは、比較的なじみのある国だが、やはり一緒に暮らすのは別。様々な違いに驚かされたようだ。

▽時間の使い方が違う…「(現地は日没が遅く)片道2時間半位の場所へ夕方5時半位に出発し、10時頃帰宅も平気でした(髙﨑さん)」

家族の一員として“普通の暮らし”を体験した

野外料理の量も規格外…「お父さんがシェフで、パイオニアデー(州の祝日)向けにハンバーガーを用意。トラックに冷蔵庫や機材を積み公園で調理し、その数が約600人と聞き耳を疑いました(常岡さん)」

▽スムージーが定番…「うちは、スムージーを作って飲むのが朝食でした。もちろんおいしく、帰国する時も持たせてくれました(北国さん)」

あっという間に家族の一員に

▽小さな子供の相手も…「家にゲーム好きの5歳と3歳の子供がいて、一緒にゲームをしたのですが、うまく手加減できず泣かれました(鬼形さん)」

▽ワイルドなドライブ…「家のクルマはジープタイプで、屋根だけでなくドアも取り外され、慣れているのか子供達は全く平気。牧場で飲んだ搾りたての牛乳がおいしかった(佐藤さん)」

ホストファミリーとアメリカ流の休日の過ごし方をエンジョイ!

▽休日は祈りの日…「休日は教会です。その後、日本にはない広いセレブの邸宅を見て回るドライブ(?)もありました(白鳥さん)」

■ホームステイ研修を終えて

取材にご協力いただいた皆さん

異国の文化や習慣を肌で感じ、得たものは? 変わったこと等を聞いてみた。

髙﨑さん バイト先に外国人スタッフがいて、研修の時と同じように単語を並べるだけでも話が通じるようになり、積極的に会話しています。何より、日本とアメリカの違いを知れたのが良かったです。

常岡さん アメリカは国土も、人の心もとにかく広かった。あと、日本食が全然恋しくならないくらい食生活にもなじめ、私は〝外見〟が一番変化したと思います。

北国さん ユタ州は大自然と人がうまく共存していて、うらやましい。同年代のホストファミリーの息子さんとはバイク好きで意気投合し、今もSNSで繋がっています。

鬼形さん 夏休み終了後にTOEICのICの試験があり、受けてみようと思いました。今まで興味がなく、そう思えたのも研修のおかげです。

佐藤さん 強く感じたのは家族の距離感の違い。父親と高校生の娘が肩寄せ合って座るなんて、日本では考えられない。「家族写真をあまり撮らない」と話したら「何で?」と質問攻めに。帰国後は家族への接し方が少し変わりました。

白鳥さん アメリカでは知らない人同士も、目があえば挨拶から会話が始まる。穏やかというか、おおらかというか、国民性の違いを感じました。

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