【有山勝利の視軸】移動に関するシェアリングサービスについて聞きました

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パーク24が実施した「移動に関するシェアリングサービス」についてのアンケート結果によれば、まず国内外を問わず、知っているシェアリングサービスがある人は85%で、年代別や男女別でも回答に差は見られなかった。

最も認知度が高いシェアリングサービスは、カーシェアで89%と圧倒的。2位のサイクルシェア(44%)を大きく上回り、3位・駐車場シェア(39%)、4位・個人間カーシェア(19%)、5位・ライドシェア(15%)と続いた。

昨年のアンケートに比べ、全てのサービスの認知度が上がっており、特にサイクルシェアと駐車場シェアは、共に10ポイント以上上昇した。

シェアリングサービスを知っていると回答した人のうち、利用経験のあるサービスはカーシェア(18%)、駐車場シェア(借りる側、11%)、サイクルシェア(6%)の順で、他は1~2%だった。

一方、68%が「使ったことがない」と回答しており、サービスの存在を知っていても、利用に至っていないことがわかった。

さらなる広がりが期待されるサービスは駐車場シェア(39%)と、カーシェア(38%)が並び、すべてのサービスで昨年よりも期待度が高まっており、特に駐車場シェアは17ポイントも上昇した。

サービス利用経験のある人の回答は、駐車場シェア(70%)、カーシェア(68%)が多く、個人間カーシェアとサイクルシェアでもともに39%ずつと、サービスの広がりを期待する割合が上昇している。一度でもサービスを利用すると、その利便性を実感でき、サービス拡大を望む傾向があるようだ。

その理由として、便利だから(69%)が最も多く、節約になるから(36%)、環境に良いから(12%)と続く。

サービス別の理由では、サイクルシェアが唯一〝移動が楽になるから〟が〝節約になるから〟を上回った。また、ライドシェアとサイクルシェアは〝健康に良いから〟が他のサービスよりも高く、2割を超えている。

シェアリングサービスの利用拡大は、使い勝手を良くし、サービスの存在の周知徹底に尽きよう。

 

有山勝利プロフィール

1937年生まれ。1960年に総合輸入車ディーラーに入社、そのまま定年まで殆ど広報作業に従事、依頼により1966年より、ブリヂストン・タイヤニュース、週刊大衆に連載執筆、筆名に有川 浩を使用、月刊自家用車、報知新聞、日刊スポーツ、スポーツニッポン、ディリースポーツ、マイカー情報(札幌)、くるまにあ にも連載、単発は無数。媒体側と広報担当の双方と交友、互助の功を上げた。

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