【パーク24アンケート】認知度No.1のシェアリングサービスは「カーシェア(BtoC)」、さらなる広がりを期待するサービスは「駐車場シェア」

業界ニュース

パーク24は、ドライバー向け会員制サービス「タイムズクラブ」(入会金・年会費無料の会員制ポイントプログラム)の会員を対象に実施した、「移動に関連するシェアリングサービス」のアンケート結果を発表した。

 

パーク24では、毎月9日に、クルマの運転や交通に関するアンケートの調査結果を発表しており、今月は「移動に関するシェアリングサービス」についてのアンケートを実施し、結果詳細は以下の通りとなった。

 

【調査概要】

  • 調査対象:タイムズクラブ会員
    (2018年6月21日以降に入会し、直近でパーク24グループのサービス※を利用された方)
    ※対象サービス:時間貸駐車場・予約制駐車場・カーシェア・レンタカー
  • 調査方法:非公開型インターネットアンケート
  • 調査期間:2019年6月21日~2019年6月26日
  • 有効回答者数:7,032名
    ※調査結果は、四捨五入による端数処理のため、構成比が100%にならない場合があります。

 

【調査結果トピックス】

  1.  認知度No.1のサービスは「カーシェア(BtoC)」
  2.  シェアリングサービスを知っていても約7割は「使ったことがない」
  3.  さらなる広がりを期待するサービスは「駐車場シェア」39% 昨年より17ポイントアップ

 

【アンケート結果】

① 認知度No.1のシェアリングサービスは「カーシェア(BtoC)」

 

 

最も認知度の高いシェアリングサービスは、「カーシェア(BtoC)」89%で、2位の「サイクルシェア」44%を大きく上回っている。3位は「駐車場シェア」39%、4位は「個人間カーシェア」15%、5位は「ライドシェア」15%だった。
全てのサービスにおいて昨年よりも認知度が上がっており、特に「サイクルシェア」と「駐車場シェア」は10ポイント以上上昇している。

 

 

②シェアリングサービスを知っていても、約7割は「使ったことがない」

知っているシェアリングサービスがある人のうち、使ったことのあるサービスは「カーシェア(BtoC)」18%、「駐車場シェア(借りる側)」11%、「サイクルシェア」6%となった。一方、約7割が「使ったことがない」と回答しており、サービスは知っていても、利用まで至っていないことがわかった。

 

 

③さらなる広がりを期待するサービスは「駐車場シェア」39% 昨年より17ポイントアップ

さらなる広がりを期待するシェアリングサービスは、「駐車場シェア」39%、「カーシェア(BtoC)」38%の順になった。全てのサービスにおいて昨年よりも広がりを期待する割合が高まっており、特に駐車場シェアは、昨年の22%から17ポイントアップしている。

 

 

サービスの利用有無別でみると、利用経験がない人は「特にない」が43%で最も多く、1割を下回るサービスもありまった。一方で、各サービスの利用経験がある人は、「駐車場シェア」70%、「カーシェア(BtoC)」68%となっている。最も低い「個人間カーシェア」と「サイクルシェア」においても39%となっており、サービスの広がりを期待する割合が上昇した。1度でも利用したことがあると、そのサービスの利便性を実感し、サービスの拡大を望む傾向にある。

 

 

さらなる広がりを期待する理由は「便利だから」69%が最も多くなり、次いで「節約になるから」41%、「移動が楽になるから」36%、「環境に良いから」12%となっている。サービス別で見ると、「サイクルシェア」は唯一「移動が楽になるから」が「節約になるから」を上回った。また、「ライドシェア」と「サイクルシェア」は、「環境に良いから」が他のサービスよりも高く、2割を超えた。

 

 

今回のアンケート結果から、移動に関わるシェアリングサービスの認知度は昨年よりも高まっているものの、サービスを知っていても「使ったことがない」人がまだ多くいることがわかった。一方で、シェアリングサービスを利用した人は、その利便性や節約の効果を実感し、サービスのさらなる拡大を望んでいることが伺える。パーク24グループが提供するカーシェアリングサービス「タイムズカーシェア」の会員に入会のきっかけを聞くと、「近くにカーシェアリングのステーションができたから」が最も多くなっているとのことで、シェアリングサービスの浸透には、「身近にある」ことが1つのポイントになっていると述べている。