フォルクスワーゲングループジャパンは、「Golf GTI」のパフォーマンスを最大限まで高めた限定車「Golf GTI TCR（ゴルフジーティーアイティーシーアール）」を、10月25日から全国のフォルクスワーゲン正規ディーラーにて受注開始した。限定販売台数は600台。納車は11月以降を予定している。
今回発売される限定車「Golf GTI TCR」は、“WTCR（ワールド・ツーリング・カー・カップ）”に参戦するレーシングカーのストリートバージョンとして開発されたモデルで、パワートレインは、現行の「Golf R（ゴルフアール）」の2.0LTSIエンジンをベースとして、専用チューニングによって改良され、最大出力は「Golf GTI」よりも60PSアップした213kW(290PS)、最大トルク380Nmを発揮するほか、7速DSGとの組み合わせにより、0-100km/h加速5.6秒を記録するなど、日本で今まで販売した「Golf GTI」モデルの中で史上最強のモデルとなる。また、電子制御油圧式フロントディファレンシャルロックや大径ブレーキディスク（前後輪共ベンチレーテッドディスク）、官能的なエキゾーストサウンドを奏でる“アクラポヴィッチ”チタンエキゾーストシステムなどの特別装備を採用し、GTIのパフォーマンスを最大限まで高めている。
インテリアにも、TCR専用ファブリック＆マイクロフリースシートを装備し、赤いラインを特徴とした新デザインのシートトリムを採用している。ステアリングホイールは、12時のポイントに赤いアクセントの入った専用ステアリングを採用するほか、フロントドアを開けた際に地面にTCRロゴを映し出すプロジェクション機能なども搭載している。ボディカラーは専用色のピュアグレーを含む全4色を設定した。さらに、リヤディフューザーやサイドスカート、フロントリップスポイラーといったブラックペイントされた専用エクステリアパーツに加え、ドアミラーと共にルーフもブラックペイントとなり、足元にはマットブラックの専用19インチアルミホイールを採用している。
2018年5月、オーストリアで毎年開催されるGTIのファンミーティング「ヴェルターゼー」において、「Golf GTI TCR コンセプト」が世界初披露され、3日間で延べ20万人以上が集まるフォルクスワーゲン最大級のこのイベントで、“Golf GTI TCRコンセプト”が登場すると、会場内からはクルマ好きのGTIオーナーからの熱狂的な歓迎を受けた。今回は、購入者全員に、この「ヴェルターゼー」をモチーフにしたデザインをあしらった「Golf GTI TCR」成約記念品「スペシャルキーボックス」を納車時にプレゼントする。ギフトボックスには車両の鍵の他、シリアルナンバーが刻印されたプレートと最大200mの範囲の物を探せるBluetooth発信機”LIFE BEACON”を同梱している。
価格（消費税込）：509万8000円
