プジョー 2020年導入予定の「リフター」の特別仕様車「デビュー エディション」を先行発売

新車情報

プジョー・シトロエン・ジャポンは、2019年10月18日(金)に、プジョーの新コンセプトMPV(マルチ・パーパス・ヴィークル)である「RIFTER(リフター)」の特別仕様車「Debut Edition」を発表し、10月19日(土)9時よりオンライン予約注文申込の受付を開始する。2020年Q3に予定する「RIFTER」の正式導入に先立ち、「RIFTER Debut Edition(リフター・デビューエディション)」として特別仕様車を先行発売する。なお、「RIFTER Debut Edition」のデリバリーは2020年1月以降の予定となっている。

 

 

プジョーCEOのJean-Philippe IMPARATO(ジャン-フィリップ・アンパラト)氏は、「プジョーは革新し、プジョーは驚きをもたらします。私たちの願いは、ハイエンドな総合自動車マニュファクチュアラーとなることです。このリフターをもって、あらゆるカテゴリーにおいてプジョーらしいドライビングプレジャーと万能性、多様性を完璧なまでに両立させたブランドへと進化しました。強い個性と、いわば“上品な好奇心”ともいえるカタチを具現化したスタイリングを持つリフターは、“ここではないどこか”への自由な行動を具現化した一台なのです」と語った。

 

【ミニバンとSUVとワゴンを融合させたデザインを採用】

「リフター」のエクステリアは、デザインとしてもミニバンとSUVとワゴンをクロスオーバーさせたスタイリングを特徴としており、1878mmのたっぷりとした全高と両側スライドドア(手動)はミニバン的、高い地上高と16インチホイールとそれを囲む樹脂製のホイールアーチと同じく樹脂製のサイドプロテクターとバンパープロテクターはSUV的、長く伸びるルーフラインとユーティリティはワゴン的であり、それらを巧みに融合させたデザインを採用している。

 

 

フロントエンドは、垂直なグリルの中央に配したライオンを配した新世代プジョーのグリルデザインを採用し、プロポーションは、短く水平方向に寝かされたボンネット、高いショルダーライン、短いオーバーハングとなっており、高いルーフには車体の一部としてルーフバーが配され、キャリア装着などのユーザーの多様なニーズに応える仕様となっている。リアでは、プジョーシグネチャーであるライオンの爪痕をモチーフとした3条のLEDラインのテールライトを両側に配した巨大なテールゲートを採用し、また、テールゲートはガラス部分のみの開閉も可能となっており、利便性を向上させた。

 

【UI/UXデザイン「Peugeot i-Cockpit」を採用したインテリア】

「リフター」のインテリアでは、コックピットにUI/UXデザインの「i-Cockpit®」を採用しており、インテリアのクリーンなラインと視認性、安全性、ドライビングエクスペリエンスを向上している。上下二ヶ所のフラットな部分を持つコンパクトなステアリングホイールがグリップ性とハンドリングを向上したほか、視界とドライバーからのリーチを両立させた8インチのタッチパネル、ステアリングホイールの中からではなく上から視認するヘッドアップディスプレイ、クロームで縁取られたメーターと赤い指針などが特徴となっている。

 

 

【多彩な収納と利便性を追求したユーティリティ】

リアドアは両サイドともスライド式で、リアシートは6対4の分割可倒式となっており、長さ=奥行きは、5人乗り状態で1m、2人乗り状態で1.88m、助手席を倒せば最長2.7mの長尺に対応している。容量は、5名乗車時でトノカバー下597ℓ、2列目シートを倒した最大積載状態では2126ℓとなり、現行プジョーで最大容積をもつ5008の1862ℓを大幅に上回る。

 

 

巨大なリアゲートはガラス部分のみを個別で開閉することが可能なリアオープニングガラスハッチとなっており、テールゲートを開けずにガラスハッチから簡単にアクセスでき、狭いエリアでもリアスペースの利用が可能となっているほか、フレキシブルラゲッジトレイの高さをミドルポジションにすることで、ラゲッジスペースを上下に分割させることが可能で、ガラスハッチとリアゲートで荷物を完全にセパレートし使い分けることができる。

 

 

また、「リフター」では、人気装備のパノラミックルーフに、収納スペースを融合させマルチパノラミックルーフとして進化した。フロントルーフに収納トレイを設け、中央部にはBag in Roof(バッグインルーフ)として最大14ℓまでのバッグが収納可能となっている。マルチパノラミックルーフは電動サンシェード付きで夏場の室内温度上昇を和らげるほか、ルーフアーチ中央部には調整可能なムードライトが備わっている。さらに、リアシート頭上後方には容量約60ℓのリアシーリングボックスを配置し、後席およびリアゲート側の両方からアクセスが可能でとなっている。

 

 

フロントでは、インストルメントパネル、センターコンソールなどのデッドスペースを極力なくし、多彩な収納スペースを確保しており、助手席側エアバッグをダッシュボードからルーフ上に移動させることで、ダッシュボード上下面にふた付きのグローブボックスの配置が可能となった(11.8ℓ)。また、マルチパノラミックルーフの前端部分にもフロントルーフトレイを用意している。

 

 

【先進の1.5ℓクリーンディーゼルと電子制御8速オートマチックEAT8を採用】

軽量、高剛性、高いポテンシャルと汎用性で高評価を得ているグループPSAの中核 プラットフォームEMP2をベースに使用し、リアは前モデルの改良バージョ ンを組み合わせている。また、先進の1.5ℓターボチャージャー付きクリーンディーゼルDV5エンジンを搭載し、最新世代電子制御8速オートマチックトランスミッションEAT8を組み合わせ燃費性能を向上したほか、アドバンスドグリップコントロールで悪路走破性を向上した。アドバンスドグリップコントロールは、プジョーがラリーフィールドで培った駆動力制御、車輌運動制御のノウハウを活用したトラクションコントロールの進化版ともいえる機能で、路面状況に合わせて様々なアルゴリズムを組み合わせ、パワートレインやブレーキを統合制御し、トラクションの最適化を行うことで走破性を高めるもので、①ノーマルモード、②スノーモード、③マッドモード、④サンドモード、⑤オフモードの5つのモードを備えている。

 

【先進運転支援機能と最新の安全装備を搭載】

「リフター」では、先進運転支援機能(ADAS)と最新の安全装備が搭載されている。

  • アクティブクルーズコントロール(ストップ機能付き):前車追随型クルーズコントロールを装備。渋滞時の加減速にも対応していおり、30~180km/hで作動し、前車が停止した場合、停止まで対応する。
  • アクティブセーフティブレーキ:前方の車両や障害物を検知し、ドライバーが回避操作を行わない場合に、自動的にブレーキを作動させる。車両および歩行者を検知し、作動範囲は5~80km/hとなっている。
  • レーンキープアシスト:車載カメラが車線を検知し、ウィンカー操作がない状態で車線からはみ出しそうになると、自動的にステアリングに反力を生じさせ、元の車線へと戻す。
  • ブラインドスポットモニターシステム:走行中、斜め後方のブラインドスポット(死角)に存在する後続車輌を超音波センサーが感知。ドアミラー内にオレンジ色の警告灯を点灯させる。
  • インテリジェントハイビーム:ルームミラー部に取付けられたカメラが常に前方の状況を分析。先行車や対向車の有無、照明の状況などにより、ハイビームとロービームを自動的に切り替え、対向車を幻惑することなく、常に最適な前方視界を確保する。
  • トラフィックサインインフォメーション:制限速度および進入禁止に関する道路標識をマルチファンクションカメラが読み取り、インストルメントパネルに表示。制限速度はドライバーが任意でクルーズコントロールまたはスピードリミッターに連動させることが可能。
  • フロント、バックソナー/ワイドバックアイカメラ:バックする際に車輌後方の状況をタッチスクリーンに投影。また、ステアリング操作による距離や車輌の進行方向の表示、および俯瞰映像により精度の高い表示を提供する。
  • ドライバーアテンションアラート:車線に対するふらつきを検知し、居眠り防止の警告を発する。
  • Peugeotミラースクリーン:Apple CarPlay、Android Autoに対応するスマートフォン接続機能。対応するスマートフォンナビゲーションアプリ/マップアプリやオーディオアプリを直感的に使用できる。
  • エレクトリックパーキングブレーキ:エンジンを停止するとパーキングブレーキが作動し、アクセル操作を検知するとブレーキを自動で解除する。
  • ワイヤレススマートフォンチャージャー:センターコンソールにスマートフォンのワイヤレス充電エリアを設置。ワイヤレス給電の国際共通規格のQi(チー)を採用しており、対応スマートフォンを置くだけで充電が可能。

 

価格(消費税込):336万円

 

【「RIFTER Debut Edition」販売方法】

「RIFTER Debut Edition」は10月19日(土)9時よりオンライン予約にて販売する(予約は予告なく終了となる場合あり)。サイトで希望色と希望ディーラーを選択し、商談の予約権を取得し、ディーラーにて契約となる。なお、申込金の支払いはない。

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