本田技研研究所がドライバー向けスマートフォンアプリの開発会社 Drivemode社を完全子会社化

業界ニュース

ホンダの研究開発子会社である株式会社本田技術研究所(本社:埼玉県和光市)は、デジタル・コネクテッド領域における新価値創造の強化に向け、Drivemode, Inc.(本社:米国カリフォルニア州、CEO:古賀 洋吉、以下ドライブモード)の全株式を取得し、2019年9月26日に完全子会社化したことを発表した。

 

ドライブモード社は、スマートフォンを活用したコネクテッドサービスの開発・運営を行っているスタートアップ企業で、ユーザーインターフェースやアプリケーション開発、クラウド技術などに優れており、ホンダのグローバルなオープンイノベーションプログラム「Honda Xcelerator(ホンダ・エクセラレーター)」を通じて2015年から共同開発を行っている。

 

「Honda Xcelerator」とは、スタートアップ企業とHondaのコラボレーションを促進するオープンイノベーションプログラムのこと。本田技術研究所の子会社であり、米国・シリコンバレーを中心として活動を行っているHonda R&D Innovations, Inc.が中心となり、グローバルに推進している。

 

ホンダは、デジタル技術を活用した新たな価値創造に向け、2019年4月に本田技術研究所内にデジタルソリューションセンターを新設した。今後は、デジタルソリューションセンターとドライブモードが連携して、コネクテッド・モビリティーサービス領域の新価値創造を加速し、すべての人に「生活の可能性が拡がる喜び」を提供することを目指していくと述べている。

 

株式会社本田技術研究所 代表取締役社長 三部 敏宏氏は、「Hondaが2030年ビジョンとして掲げる”『移動』と『暮らし』の価値創造”の実現に向けて、このたびドライブモードと一層の協業関係を築くことになりました。ドライブモードの優秀な人材と革新的なソフトウェア技術、そしてベンチャーとしての豊富な経験が、Hondaの持つ製品開発技術と融合することにより、新たな価値創造が可能になると確信しています。お互いの強みを活かしながら、お客様に喜ばれるコネクテッドサービスの提供を目指します」と語っている。

Tagged