スマートフォンを利用したサービス「ダイハツコネクト」を年内発売の新型車から採用

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ダイハツは、ディスプレイオーディオやカーナビゲーション(以下、コネクト対応車載機)とスマートフォンを接続することで、ユーザーがクルマやダイハツとつながるサービス「ダイハツコネクト」の提供を開始することを発表した。ダイハツは、「先進技術をみんなのものに」という考えのもと、カスタマーの負担が少ないスマートフォンを活用し、長年使用できるコネクト方式を採用。さらなる安心をカスタマーに提供することを目指すとしている。「ダイハツコネクト」は、年内に発売予定のDNGA第2弾となる新型車から採用を予定している。同時に、車内での通信をサポートする「ダイハツWi-Fi」の提供も開始する。

 

「ダイハツコネクト」では、クルマとカスタマーのスマートフォンを連携させることで、手軽にコネクトサービスを提供可能としており、ドライバーやその家族などのスマートフォンに、ダイハツコネクトアプリをインストールすることで、もしもの時の安全・安心を提供する「つないでサポート」、クルマとドライバーを見守る「見えるドライブ」、クルマの状況をスマートフォンから確認できる「見えるマイカー」、クルマのメンテナンス管理をサポートする「つないでケア」の4つのサポートを使用可能としている。

 

「ダイハツWi-Fi」は、車内にWi-Fiルーターを設置し、通信のサポートを行う。コネクト対応車載機の購入者を対象に、車内で使用可能なWi-Fiルーターと、サービス利用開始から3年間、1GB/月のデータ容量を無料提供する。コネクトサービスの利用のほか、後席でのスマートフォンやタブレット端末などの使用によるユーザーの通信料金の負担を軽減するほか、より多くの通信量を必要なユーザー向けに、様々な有料プランも準備予定としている。また、年内発売予定の新型車で採用予定のディスプレイオーディオでは、SmartDeviceLink(SDL)とApple CarPlayも利用可能となっており、SDLおよびApple CarPlay対応のスマートフォンアプリをディスプレイオーディオで表示・操作可能とすることで、クルマとスマートフォンとの連携強化を行い、ユーザーの安全性と利便性向上を目指すと述べている。

 

【「ダイハツコネクトサービス」概要】

<「つないでサポート」:もしもの事故や故障時にスムーズな対応を可能とする「事故対応サポート」「故障対応サポート」>

事故対応サポートでは、エアバッグの展開から事故を検知すると、コネクト対応車載機に連絡先ボタンを表示し、通話相手を選択することで電話発信が可能となる。また、エアバッグの展開と同時に「事故・故障センター」へ、「事故情報、位置情報、車両情報」などを自動通知する仕組みで、事故状況の説明も簡潔に可能となる。故障対応サポートでは、故障警告灯が点灯すると、コネクト対応車載機に警告理由が表示される。故障情報は「事故・故障センター」に自動通知されるので、電話でアドバイスを聞くことも可能となる。事故や故障の際に、事前登録しているメールアドレスへも自動でメール送信を行うので、家族や大切な方の不安な状況をいち早く確認でき、ドライブ時の安心感を向上する。

 

<「見えるドライブ」:ドライバーと家族や大切な人々をつなぐ見守りサービス>

「事故/故障の発生時」「お出かけ時」「設定エリア外への移動や設定エリア内への帰還」「自宅(または設定した場所)への到着」の4つのシーンで、事前登録した「見守り者」へメールを自動送信。ドライバーの状況を周囲の人々で見守ることが可能。また、クルマの現在地をダイハツポート※5のマイページから確認することも可能となる。

 

<「見えるマイカー」:ドライバーとクルマをつなぎ離れた場所からクルマの状況を確認>

エンジンをオフした際、駐車した場所の位置情報を自動で記録し、スマートフォンから確認可能。クルマに戻る際、地図アプリでルート案内も実施可能。エンジンオフ時点における最新のクルマの状況(燃料残量、電子キーの電池残量(少量時のみ表示)、航続可能距離、積算距離、平均燃費)も自動で記録し、ダイハツポートのマイページで確認が可能となる。

 

<「つないでケア」:お客様と店舗をつなぎ車両メンテナンスをサポート>

車検や点検、リコールなどの車両メンテナンスに関する情報を、コネクト対応車載機に表示し、スマートフォンへメールを自動送信。車両メンテナンスの情報を分かりやすく伝えることで、メンテナンス忘れを防止する。

 

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