日野自動車、サウジアラビアで現地企業と豊田通商が新設した合弁会社と販売代理店契約を締結

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日野は、サウジアラビアにおいて、同市場参入以来のパートナーであるJamjoomグループと豊田通商が新たに設立した合弁会社Tsusho Jamjoom Trading Companyと正規販売代理店契約を締結したことを発表した。同社はJamjoomグループの拠点網を引き継ぎ、10月から本格的に営業を開始した。

 

日野は、長年にわたる日野車販売の実績を持つJamjoomグループと、自動車アフターサービス事業のノウハウを強みとする豊田通商とともに、サウジアラビアのカスタマーのパートナーとしてビジネスに貢献する体制をよりいっそう充実させていくと述べている。2020年には、ジッダ本社とダンマン支店のリニューアルを予定しており、サービス設備を一新するとともに、日本国内拠点でのノウハウを生かした構内レイアウトや車両動線の設計により、さらに高品質で高効率なサービスの提供を目指すとしている。ジッダ本社については、アクセスしやすい立地に移転し、利便性の向上を図る。

 

ジッダ本社
ダンマン支店

 

日野は、「Challenge2025」において、カスタマーと社会へ価値を提供していくための事業基盤強化の一環として、グローバル販売台数の拡大とカスタマーの稼働を支援する「トータルサポート」の強化を掲げている。サウジアラビアは中東地域の重要市場であると位置づけ、ニーズに合った最適商品の提供に加え、点検・整備といったアフターサービスをはじめ、安全・省燃費運転講習も含めたトータルサポート活動を推進しており、カスタマーからも高く評価を得ている。今後、カスタマーの車両一台一台を最適な状態に保つ「最高にカスタマイズされたトータルサポート」に向けた取り組みを加速していくと述べている。

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