東京モーターショー2019 フューチャーエキスポ、業界の枠を越えて近未来の空間が実現

イベント

第46回東京モーターショー2019(一般公開:10月25日~11月4日)は、今回お台場周辺の青海と有明の両地域で開催され、このうち青海のメガウェブで開催される「FUTURE EXPO(フューチャーエキスポ)」の詳細が発表された。

フューチャーエキスポは、オリンピック・パラリンピック等経済界協議会やNEDOなど、多くの企業・団体と連携し、オールインダストリーでモーターショーを盛り上げる。NTT、パナソニック、NEC、富士通をはじめとするオリンピック・パラリンピック等経済界協議会の企業など、約60社の企業・団体の最新技術が集結し、メガウェブの空間すべてを使う、90を超えるコンテンツで未来を体験できる。

【主なコンテンツ】
〈入国〉バーチャルキャラによるお出迎え
〈移動体験〉空飛ぶクルマ、次世代モビリティのデモ走行
〈都市〉EV×生活の融合、未来の移動空間
〈スポーツ〉未来のスポーツ観戦、e-モータースポーツ大会
〈地方観光〉無人店舗体験、観光案内AI
〈未来のエネルギー〉最新の水素モビリティ、水素を活用した宇宙技術

Ⅰ 未来の日本に入国

トンネルを抜けると、そこは未来の日本。バーチャルキャラが入口でお出迎えし、エリア内も案内してくれる。バーチャルキャラの一部は、お笑い芸人の皆さんが担当。エンタメ性の高い会話で、来場者を一気に未来空間に引き込む。そして、未来のモビリティに乗車するキャストによるデモパフォーマンスもあり、楽しみながら未来空間に入れる。
(関連URL)http://charatalker.info/

未来の国へ入国

Ⅱ 未来の移動体験、未来都市へ

■未来のモビリティを体験!

入国してさらに進むと、未来の都市と移動体験空間へ。最新のモビリティでの移動体験や、モビリティと住空間が融合した暮らしを体感できる。NECが開発を進める空飛ぶクルマや、ユニカブβ(ホンダ)、歩行領域EV(トヨタ)のデモ走行を実施。

空飛ぶクルマ試作(NEC)
電気自動車がもたらす新しい暮らし(日産)

■あたらしい都市のカタチ

パナソニックによる「SPACe_L」は、完全自動運転車の普及が想定される2030年、移動時間・移動空間の過ごし方も大きく変わり、「リビングルーム」「ビジネス」「リラックス」「エンターテインメント」の各シーンに応じて姿を変える、未来の快適な車室内空間のコンセプトを提案する。

SPACe_L(パナソニック

日産は、電気自動車がもたらす新しい暮らしを展示。家とクルマの間で電力を相互供給できるような、つながる社会を構築するシステム。太陽光パネルや日産リーフから室内の電化製品へ電力が供給される流れを未来の家で体感できる。

Ⅲ スポーツ観戦、地方観光

■未来のスポーツ観戦

NTTによる超高臨場感通信技術は、ネットワークを介してリアルタイムに競技空間を「丸ごと」配信し、再現する“未来のスポーツ観戦”は、これまでにない超高臨場感を提供する。

富士通によるICTを活用したスポーツ体験は、世界初の3Dセンシング技術を用いた体操の採点支援システム、3Dセンシングによるゴルフのスイング診断、縄跳びによる運動能力診断が体験できる。

ICTを活用したスポーツ体験(富士通)

■未来の地方観光

NECによる顔認証決済店舗は、顔認証技術で利用者を特定し、会計ができる「顔認証決済店舗」で買い物が楽しめる。

JR東日本×ティファナ・ドットコムによる案内ロボットは、最新のAIロボットで多言語に対応し様々な国からの来場客に対応する。

案内ロボット(JR東日本×ティファナ・ドットコム)
Ⅳ 未来の生活を支える水素エネルギーや宇宙技術

■未来の生活を支える水素エネルギー・宇宙空間体験

地球温暖化の原因となる二酸化炭素を排出しない、水素を燃料とした未来の自動車が会場を飾るほか、JAXAとトヨタが作る月面探査車「有人ローバ」を展示。燃料電池技術を用いた月面での有人探査活動を実現させることが期待されている。また、JAXAと月面で走行できる探査機の開発を手掛けるispeceが、月面での資源開発の可能性を探るための最新技術を紹介する。

ホンダ・クラリティ
月面探査車 有人与圧ローバ(JAXA/トヨタ)

第46回東京モーターショー2019は「OPEN FUTURE」をテーマに、臨海副都心エリアの東京ビッグサイト青海・西・南展示棟/MEGA WEB/シンボルプロムナード公園/DRIVE PARK)を会場して開催される。この「フューチャーエキスポ」は、東京モーターショー初の無料エリアのひとつとして、気軽に楽しめる空間となっている。

今回の東京モーターショーは複数会場で行われる

【第46回東京モーターショー2019開催概要】

主催:一般社団法人日本自動車工業会
共催:一般社団法人日本自動車部品工業会、一般社団法人日本自動車車体工業会、一般社団法人日本自動車機械器具工業会、日本自動車輸入組合
開場時間:プレスデー 10月23日(水)と24日(木)
オフィシャルデー(開会式等招待者) 10月24日(木)=11:時30~18:00
特別招待日/障がい者手帳をお持ちの方の特別見学日 10月24日(木)=14:00~18:00
プレビューデー 10月25日(金)=9:00~14:00
一般公開日(月~土) 10月25日(金)=14:00~20:00、26日(土)、月28日(月)~11月2日(土)=10:00~20:00
一般公開日(日曜、祝日) 10月27日(日)、11月3日(日)、4日(月・祝)=10:00~18:00
※開催時間は止むを得ない場合は変更し、時には入場を制限することがある
※25日(金)=14:00~20:00の一般公開時間内の入場も可能です。
入場料:障がい者手帳をお持ちの方の特別見学日無料(事前登録制)
プレビューデー:3800円(枚数限定/小学生以下無料:保護者同伴)
一般公開日:一般2000円(前売1800円、日曜・祝日除く16:00以降〈当日会場売〉1000円)、高校生以下無料、障がい者手帳をお持ちの方(要手帳提示)本人及び付添者1名(車いす利用者の場合2名まで)無料

【関連URL】https://www.tokyo-motorshow.com/event1/future_expo/

 

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