都市化や高齢化、環境問題の深刻化が進む中、公共交通機関は今後ますますその重要性を増していくと考えられ、特にバス輸送においては、高齢者、車いす利用者、ベビーカー利用者を含むすべての人々が安心してスムーズに乗り降りするためのバリアフリー化が大きな課題となっている。この課題の解決に向け、ブリヂストンは、この取組みを通じて様々なニーズに応じたバリアレスコンセプトタイヤとバリアレス縁石の調査・研究を継続していくとしている。
ブリヂストンは、本縁石の製造・販売を行っていないが、横浜国立大学(「交通と都市研究室」:中村文彦教授)、公益社団法人日本交通計画協会、株式会社アドヴァンスと共同で行っている本取組みの中で、タイヤで培った技術や経験を活かし、技術検討、縁石設計、技術検証を担当している。
また、ブリヂストンは、東京にグローバル本社を置く唯一のオリンピックおよびパラリンピックのワールドワイドパートナーとして、自社の持つ商品やサービス、ソリューション、革新的・先進的な技術を通じてアスリートや大会運営をサポートしていくとしている。ブリヂストングループにとって、東京2020オリンピック・パラリンピックは大きなマイルストンとなり、将来に向けて新たな価値を創造し続ける会社へと進化し、多様な人々がより共生できる社会づくりへの貢献を目指して、これからの1年の間に東京2020を支える様々なイノベーションを促進していくと述べた。