クルマでの旅行＝カートラベルの普及・啓蒙を目的に「クルマとの旅」の楽しさを発信するカー＆トラベル総合展「カートラジャパン2019」が9月20日～22日、幕張メッセで開催された。
移動手段にとどまらない、クルマの新しい使い方や旅文化の創造と提案がテーマというこのイベントには、キャンピングカーや個性豊かなカスタマイズカーが出展され、２万人を超える来場者を記録する盛況を見せた。
車両展示では、トヨタ・ハイエースをベースにバンコンバージョン（バンコン）の架装を得意とする「トイファクトリー」、「キャンパー鹿児島」、「ダイレクトカーズ」製のキャンピングカーをはじめ、クルマを通じた旅や暮らしによって人生を豊かにする“バンライフ”をテーマとした展示も多く見られた。
中でも、トイファクトリーは、カートラアンバサダーに就任したGAKU-MCさんに1年間貸与されるバスコン（バスコンバージョン）の「GAKU号」を製作して展示。トヨタ・コースターをベースに、内装は全面ヒノキ仕上げとするなどGAKUさんのリクエストを具現化。GAKU号で全国のツアーを回ることから、リヤには大人4名分独立就寝スペースも確保され、理想のキャンピングカーを完成させた。
キャンパー鹿児島は、先日発表されたレムシリーズの新型モデル「ｒｅｍ ＢＶ（レムビーブ）」をはじめ、主力モデルを３台展示。新型車はサブバッテリーシステムを採用することで約6時間のエアコン稼動にも対応する電装システムを備えながら、より求めやすい価格を実現している。このほか、リチウムイオン蓄電池システム「ＫＵＬＯＳ（クロス）」を搭載した車両は、快適な車中泊だけでなく、災害時のバックアップ電源としても活用できることから大きな注目を集めていた。
車両展示以外では、車中泊のマナー講習や体験会、ペット向けイベントといったバラエティに富んだプログラムを実施。さらに、イベント開会式にはカートラアンバサダーに就任したタレントのGAKU-MCさんも駆けつけ、「クルマで移動しなければわからない良さ、日本にはいいところが沢山あるので、もっといろんなところへ出かけてクルマでの旅やキャンピングカーの魅力を発信したい」とアンバサダーとしての意気込みを語った。
