マレリ、日本国内生産拠点再編で工場の操業停止を決定

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大手自動車関連サプライヤーのマレリ(MARELLI)は、日本国内の生産拠点を再編するため、カルソニックカンセイ栃木株式会社栃木工場・佐野工場1地区、カルソニックカンセイ宇都宮株式会社およびカルソニックカンセイ山形株式会社での操業を停止することを決定したと発表した。

 

マレリは、日本を含む世界の自動車業界で起きている激変に最善の方法で対応できる事業づくりを進めており、今回の生産拠点再編もこの継続的な戦略のひとつとなる。様々な面から徹底的な見直しを進めてきたが、今回の工場操業停止に替わる実行可能な選択肢はないとの結論に達したと述べた。今回の生産拠点再編は、マレリとしての競争力を強化するとともに、高品質のモノづくりを維持しつつカスタマーへの安定供給の責任を全うするための取り組みとなると説明している。

 

今後の予定としては、カルソニックカンセイ栃木株式会社栃木工場・佐野工場1地区は2020年2月末、カルソニックカンセイ宇都宮株式会社は2020年9月末、カルソニックカンセイ山形株式会社は2020年10月末でそれぞれ操業停止を予定している。対象工場での現在の生産品目は、マレリ・グループ工場への生産移転または外注化等を行っていく。対象工場の従業員に関しては、グループ各社への再配置を原則として、会社として可能な限りのサポートを提供するとしている。カスタマーへの安定供給と品質を維持できる万全の移行体制構築のため、あらゆる対策を進めていくと述べている。

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