日産、欧州の5つの都市で新型「ジューク」を発表

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日産は、ロンドン、パリ、ミラノ、バルセロナ、ケルンの5つの都市で、同時に新型「ジューク」を発表した。「ジューク」は欧州で好評を得ており、これまでに約100万台を販売している。新型「ジューク」は、英国サンダーランド工場で生産し、欧州市場において11月末からデリバリーが開始される予定となっている。

 

【躍動的なエクステリアデザインと実用性を高めたインテリア】

今回発表された新型「ジューク」は、フローティングルーフを採用したクーペを彷彿とさせるデザインと、印象的な19インチアルミホイールを採用し、また、アイコニックな丸型のLEDヘッドランプに加え、VモーショングリルとY字型のシグネチャーを組み合わせた新しいフロントデザインを採用している。ボディカラーは新色「フジ サンセット」を追加し、計11色を用意した。

 

インテリアでは、後席のニースペースを5.8cm、ヘッドルームを1.1cm拡大し、ラゲッジルームは約20%拡大して422Lとするなど実用性を大きく向上させたほか、ダッシュボードやドアトリムには柔らかい触感の素材を採用し、ホールド性に優れるシートにはアルカンターラ®やレザーをオプション設定することで高級感を演出している。

 

さらに、新たにNデザイングレードパッケージを設定し、自分自身の1台を作ることを可能とした。ボディやルーフカラーの組合せやインテリアカラーの選択、また、バンパーやサイドシル、更には19インチアルミホイールの組合せが可能となっている。

 

【軽量化と剛性の向上で高い走行性能を実現】

新型「ジューク」は、全長、全幅、全高を拡大し、室内空間をより広く快適なものとしながら、23kgの軽量化を実現し、また、高張力鋼板の採用などにより、プラットフォームの剛性をあげ、ジュークならではのスポーティーさと俊敏さにさらに磨きをかけ、走行性能を高めている。エンジンは、1.0リッター3気筒直噴ターボエンジンを搭載し、グレードによって6速マニュアルトランスミッションと7速デュアルクラッチトランスミッション(DCT)が組み合わされる。7速DCTには、パドルシフトとドライブモードセレクター(エコ、スタンダード、スポーツ)が装備され、道路環境やドライバーの好みに合わせてエンジン特性や変速特性を変更することが可能となっている。

 

【ドライバー支援や安全性能で多くの先進技術を採用】

また、新型「ジューク」では、プロパイロットを搭載しており、高速道路の単一車線でドライバーを支援し、長距離移動や渋滞時のドライバー負荷を軽減する。さらに、歩行者や自転車を認識する「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」や、道路標識を認識して車速を調整する「インテリジェント スピードアシスト」、車線逸脱を防止する「インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)」の他、「RCTA(後退時車両検知警報)」や「BSW(後側方車両検知警報)」など、セグメントの標準を超えた多くの安全技術を採用している。

 

【スマートフォンのアプリも表示可能なインフォテインメントシステムを搭載】

ほかにも、新型「ジューク」は、新しいNissanConnectインフォテインメントシステムを搭載しており、AppleCarPlay®やAndroid Autoを使用して、お気に入りのスマートフォンアプリを8インチのタッチスクリーンに表示することが可能となっているほか、車載Wi-Fi機能を使い、パソコンやタブレット端末を接続することもできる。また、NissanConnect Servicesアプリは、スマートフォンを使ってクルマから離れている場所からクルマのドアロック状態を確認したり、ドアのロック、アンロックを行うこともできる。さらに、ドライブ前にタイヤの空気圧やエンジンオイルのレベルを確認することも可能となっている。Bose®Personal®Plusサウンドシステムは、ヘッドレストを含む8個のスピーカーを搭載している。

 

欧州日産で商品企画を担当するポンツ パンディクティラ副社長は、「新型『ジューク』は、独自の個性を身にまとい、エキサイティングなパフォーマンスを発揮し、そしてお客さまのニーズに応える先進技術を搭載しています。必ずや欧州のコンパクトクロスオーバーを嗜好するお客さまにご満足いただけるものと確信しています」と述べた。

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