メルセデス・ベンツ 「Cクラス」の一部改良を実施、同時にPHVモデルの「C 350 e アバンギャルド」と特別仕様車「ローレウスエディション」を追加

新車情報

メルセデス・ベンツ日本は、「Cクラス(セダン)」にプラグインハイブリッドモデル「C 350 e アバンギャルド」とCクラス(セダン/ ステーションワゴン)に特別仕様車「ローレウスエディション」を追加、および「Cクラス (セダン/ステーションワゴン/クーペ/カブリオレ)」の装備を一部変更するとともにメーカー希望小売価格を改定し、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて9月2日より注文の受付を開始した。なお、納車については、「C 350 e アバンギャルド」および「C 180」は本年10月頃より順次、「ローレウスエディション」等その他モデルは本日より、順次予定している。

 

【PHVモデル「C 350 e アバンギャルド」】

プラグインハイブリッドモデル「C 350 e アバンギャルド」は、パワートレインに最高出力211PS(155kW)、最大トルク350Nmの、2.0リッター直列4気筒直噴ターボエンジンと、最高出力122PS(90kW)、最大トルク440Nmを発生しブースト機能も併せ持つ高出力の電気モーターを組み合わせて搭載。システム全体では320PS(235kW)/700Nmを発生し、ガソリンエンジンと高出力電気モーターを状況に応じて使い分けることで、ガソリンエンジンモデル、EV、ハイブリッドの特長を生かしたハイパフォーマンスを発揮する。

 

電気モーターのみの最高速度は130km/h、航続距離は最大約54km。市街地から高速道路まで幅広く電気モーターのみでの走行が可能なほか、走行中にも回生ブレーキなどによりバッテリーの充電を行うため、充電設備が無い場合でも電気モーターのみでの走行が可能となっている。

 

また上記のシステムには、走行環境やバッテリーの残量に合わせてエンジンと電気モーターを 併用し、高出力電気モーターのブースト機能により途切れの無い加速感を味わうことができる「HYBRID」、電気モーターのみで約54kmの走行と最高速度130km/hの走行を実現し、市街地から高速道路まで静粛性に優れたドライビングを楽しむことができる「E-MODE」、その時点でのバッテリーの充電レベルを維持する「E-SAVE」、走行しながらバッテリーを充電する「CHARGE」の4つのモードを備えている。

 

 

高電圧リチウムイオンバッテリーの充電時間(AC200V電源使用)は、メルセデス・ベンツ純正ウォールユニット(6.0kW)の場合は約2時間。13.5kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載していながらトランク容量は300Lを確保し、プラグインハイブリッドモデルであるにも関わらず、十分なユーティリティ性を確保している。

 

さらに、「C 350 e アバンギャルド」は、「インテリジェントアクセルペダル」を搭載。EV走行モードの際、これ以上アクセルを踏むとエンジンも使用しなければならないというモーター走行の限界点で、アクセルペダルの抵抗を増してドライバーに知らせることにより、無駄なエネルギーの消費を抑えるドライビングを実現する「プレッシャポイント機能」、ディスタンスアシスト・ディストロニック同様、レーダーで先行車両との車間距離と速度差を計測し、ドライバーが不要な加速操作を行っている場合、アクセルペダルに2回のノックパルスを発生させて知らせ、不要なアクセルワークを防ぐ「ダブルパルス機能」などを備えている。ほかにも連続可変ダンパーとマルチチャンバーエアサスペンションを電子制御することで、快適性と俊敏性を高いレベルで両立するAIR BODY CONTROLサスペンション、スポーティなエクステリアとインテリアを演出する装備が施されるAMGライン、本革シート、BurmesterⓇサラウンドサウンドシステム、Cクラス専用デザインの12.3インチコックピットディスプレイ等が装備されるレザーエクスクルーシブパッケージをオプション設定している。

 

 

【「AMGスタイリングパッケージ」や「ワイヤレスチャージング機能」などを標準装備した特別仕様車「ローレウスエディション」を追加】

特別仕様車「C 200 ローレウスエディション」「C 200 4MATICローレウスエディション」と「C 220 dローレウスエディション」は、セダンおよびステーションワゴンに設定され、スポーティなエクステリアを演出するAMGスタイリングパッケージや、Qi規格対応機種の携帯電話を無線充電する「ワイヤレスチャージング機能」を標準装備しているほか、新たに、真上から自車を見ているようなトップビューなど車両周辺の状況が直感的に把握できる360°カメラシステムやシートベンチレーター(前席)などを装備する「レザーエクスクルーシブパッケージ」をオプション設定した。また、全てのローレウスエディションのセンターコンソールには「Laureus」のロゴがデザインされたバッジが装着 されている。

 

 

【「Cクラス」 一部改良で新型エンジンを採用、ボディカラーに新色を設定】

「Cクラス」の一部変更では、「C 180」に、最高出力156PS(115kW)、最大トルク250Nmを発生する新エンジン1.5リッター直列4気筒ターボエンジン「M264」を搭載。ターボチャージャーにはツインスクロールシステムを採用したほか、可変バルブタイミングを実現する「カムトロニック」も搭載されており、状況に応じた最適な吸気を実現している。また、エンジン内部の摩擦低減対策として、メルセデス・ベンツが特許を取得した、シリンダーウォールをフォームホーニング加工する際に、シリンダーウォールを底部に向けてやや広がる形とすることで、ピストンスカート部に発生する摩擦を低減する技術である「CONICSHAPE®加工」を採用している。

 

ほかにも、63/63 Sモデルを除くセダン/ステーション ワゴンに新外装色「グラファイトグレー」を設定したほか、ドライブレコーダー<フロント>(全モデルに設定)、ドライブレコーダー<フロント・リア>(セダン/ステーションワゴンに設定)、LEDロゴプロジェクター(セダン/ステーションワゴンのAMGモデル以外に設定)、AMGロゴプロジェクター(セダン/ステーションワゴンのAMGモデルに設定)、ETC 2.0対応車載器(セダン/ステーションワゴンのAMGモデル以外に設定)などを新規オプションをして設定した。

 

価格(消費税込/10%消費税表記を含む):セダン/463万円~1,433万円、ステーションワゴン/488万円~1,452万円、クーペ/586万円~1,479万円、カブリオレ/639万円~1,541万円

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