国土交通省は、令和元年度 第1回車両安全対策検討会を開催し、高齢運転者等による交通事故防止対策のための方策等について検討を行うことを発表した。
平成28年6月に交通政策審議会自動車部会においてとりまとめられた「今後の車両安全対策のあり方に関する報告書」においては、子供・高齢者の事故への対応や、自動走行など新技術への対応などを柱として、自動車の安全対策を推進していくこととされた。また、高齢運転者による事故が相次いで発生したことを受けて、本年6月に発表された「未就学児等及び高齢運転者の交通安全緊急対策」においては、安全運転サポート車の普及推進や既販車への後付けの安全運転支援装置の普及等について検討することとされている。
上記のことを受けて、今回開催される令和元年度 第1回車両安全対策検討会では、既述の安全運転サポート車の普及推進等の検討のほか、国連の自動車基準調和世界フォーラムにおける国際基準の策定状況等を踏まえた自動車の安全基準の拡充・強化等をはじめとする具体的な車両安全対策について検討を行う。
