アウディ、「鈴鹿10時間 耐久レース」に3台のR8 LMSで参戦

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独アウディは、8月23日~25日に鈴鹿サーキットで開催される「2019 第48回サマーエンデュランス『BHオークション SMBC 鈴鹿10時間耐久レース』」(以下:SUZUKA 10H)に、3台のAudi R8 LMSで参戦することを発表した。また、SUZUKA 10Hのサポートレースとしてワンメイクレースの「Audi Sport R8 LMS Cup」が開催されることも同時に発表している。

 

 

鈴鹿10時間耐久レースは、昨年度からIGTCカレンダーに追加され、そのデビューレースでは、Audi Sport Team Absolute Racingが表彰台を獲得している。中国から参戦しているこのチームは、今年もAudi R8 LMSでレースに臨む。インゴ マッター氏とファビエン フィオール氏率いるこのチームのドライバーは、昨年同様、ドイツ人のクリストファー ハーゼ選手とマルクス ヴィンケルホック選手で、さらに、同じドイツ人のAudi Sportドライバー、クリストファー ミース選手が加わって、耐久レースに挑む。ヴィンセント フォッセ氏率いるベルギーのチーム、Audi Sport Team WRTも、Audi R8 LMSで参戦する。ドライバーは、今年のニュルブルクリンク24時間レースで優勝した2人のベルギー人、ドリス ヴァンスール選手とフレデリック フェルヴィッヒ選手で、さらに、南アフリカ人のドライバー、ケルビン ファン デル リンデ選手がチームメイトとなる。

 

上記の2台のレースカーには、「RSモデル誕生25周年」をテーマにしたプロモーションが施されており、Audi Sport Team WRTのAudi R8 LMSは、記念のロゴとカーナンバーの25に加え、歴代のRSモデルに共通する伝統のイメージカラー、ノガロブルーが採用されている。ノガロブルーは、1994年に登場したAudi RS 2に初めて採用され、それ以来RSモデルを象徴するカラーとなっている。Team Absolute Racingのレースカーは、ホワイトにペイントされ、カーナンバーは125となっており、このマシンにも、25周年記念のロゴが配されている。

 

 

3台目は、Audi Team HitotsuyamaのAudi R8 LMSで、SUPER GTシリーズにフル参戦しているこのチームは、昨年同様、ホームレースとなる鈴鹿10時間耐久レースにスポット参戦する。昨年のレースでは、リチャード ライアン選手(英国)、富田竜一郎選手(日本)、アレッシオ ピカリエロ選手(ベルギー)のトリオ で、予選9番手を獲得、レース序盤では3番手を走行し、最終的には8位でフィニッシュした。今年も再びこの3人のドライバーでレースに挑み、カーナンバーは、昨年と同じ21となっている。

 

さらに、鈴鹿10時間耐久レースでは、サポートレースとして、Audi Sport R8 LMS Cupも開催される。このレースは、R8 GT3レースカーを使用する唯一の世界的ワンメイク カップレースで、今年で8年目を迎える。今シーズン開催される全5戦のうち、第4戦が日本で開催される。2つのスプリントレースでは、GT3クラスに加え、GT4スポーツカー クラスでも、最終戦を待たずに年間タイトルが確定する可能性があり、どちらのカテゴリーも、最初の6レースで5人の異なるドライバーが優勝した。現在、ヤッサー シャヒン選手(オーストラリア)が、アレックス アウ選手(香港)、トニー ベイツ選手(オーストラリア)、アンソニー リュウ選手(中国)を抑えて、ドライバーズランキングをリードしている。日本のAudi Team AS Sportは、鈴鹿でカップデビューを果たし、ドライバーの田ヶ原章蔵選手は、日本に初めて上陸したAudi R8 LMS GT4でレースに参戦する。

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