2020年1月よりオリックスカーシェアに燃料電池自動車「MIRAI」を導入

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オリックス自動車は、東京都環境局が実施する「レンタカー・カーシェアリングにおけるZEV(ゼロエミッション・ビークル)導入促進事業」において、燃料電池自動車(以下、「FCV」)の事業実施者に決定され、2020年1月から、トヨタの「MIRAI」を都内に36台配備・運用する予定であることを発表した。「MIRAI」の導入はカーシェアリング業界では初となる。

 

「MIRAI」は、トヨタが2014年12月に販売を開始した世界初の量産型燃料電池自動車である。水素と空気中の酸素を取り込むことで動力を生み出すため、地球温暖化の一因であるCO2を、走行時に排出せず、約3分の充填で約650kmの走行が可能である。

 

「レンタカー・カーシェアリングにおけるZEV導入促進事業」では、東京都と事業者が共同で取り組むことによって、東京都民が気軽に、かつ手頃な料金でZEVを利用できる機会を創出し、ZEVの普及を促進することを目的としている。近年拡大しているカーシェアリングやレンタカー事業を通じて協業し、都民にサービスを提供していく。

 

オリックス自動車は、2002年に国内で初めてカーシェアリング事業を開始。当初から電気自動車やハイブリッド車など、環境に配慮した車両をはじめ、多種多様な車両を積極的に導入することで、車を運転する楽しさや、必要なときに必要なときだけ利用する合理的な方法を提供しており、今回の事業においても、東京都と共同でカスタマーにZEVの魅力を発信していきたいとしている。

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