トーヨータイヤ、セルビア共和国にグループ8拠点目となるタイヤ新工場を設立

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トーヨータイヤは、セルビア共和国にタイヤ生産子会社を設立し、同国インジア市内にグループ8拠点目となるタイヤ生産工場を新たに建設、操業することを発表した。

 

トーヨータイヤは、差別化された付加価値の高い製品をよりスピーディー、かつグローバルに供給していくことで、事業ステージをさらに高めていくことを志向しており、2020年以降の持続的成長を見据えた中期経営計画「中計’17」のなかでは、タイヤ生産体制の増強に取り組むとともに、新たな生産供給拠点の検討を行なってきたと説明。

 

これまでに、ロシアを含む欧州市場に対し、国内工場、マレーシア工場からタイヤの輸出供給を行なってきたが、今回、セルビア共和国に置く新生産拠点がこれらに代わってその主要な役割を担っていくと述べた。これにより、製品出荷時の関税面・物流面でのメリットを実現するとともに、グローバルにおけるタイヤ生産供給体制の増強とさらなる最適化を図っていくとしている。

 

新設される工場には、IoT[MES(Manufacturing Execution System:製造実行システム)]を導入し、自動車の最先端情報が集まる欧州でより洗練された最新鋭のスマート工場の確立を図り、それによって、高品質と低コストを両立した競争力のある新しい次元のモノづくりに挑戦し、高品位な乗用車用、ライトトラック用タイヤを、欧州市場内外に向けて供給していく予定であるとしている。

 

セルビア共和国は、比較的低位な賃金水準で質の高い優秀な人材を有しているほか、近年の経済改革や財政健全化、外資企業の相次ぐ投資による自動車産業の集積化、日本との二国間関係強化といった進展が顕著で、欧州の中でもひときわ魅力あるビジネス環境が整ってきている。

 

トーヨータイヤでは、2020年5月にセルビア工場の建築工事を着工し、2022年1月よりタイヤ生産の稼働を始め、2023年夏には年産約500万本(乗用車用タイヤ換算)のタイヤ生産体制を確立する計画としている。

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