神奈川トヨタ自動車、モータースポーツの興奮を間近で体感

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神奈川トヨタ自動車(市川英治社長)は、神奈川トヨタDTECチームマスターワンとして、トヨタガズーレーシング86/BRZレースに参戦。今季で7シーズン目を迎えた。静岡県・富士スピードウェイで開催されたシリーズ第5戦(7月6日~7日)では、同社の顧客74名を会場に招待したほか、今年度の新入社員(営業スタッフ、エンジニア)79名も研修の一環として観戦。〝大応援団〟となって、同社チームの2台の86に熱い声援を送った。

招待した顧客には、メインストレートとピットロードに面した個室の観戦スペースを用意。夕刻に決勝がスタートする86/BRZレースまで、GTカーやスーパーカーによる国際格式の併催レースも観戦できた。様々なレースが開催されることから、同チームで第4戦にスポット参戦した藤波清斗選手が〝解説役〟として顧客の観戦をサポートした。

新入社員は、パドックの一角にあるチームの整備用スペースを訪れ、応援メッセージの寄せ書きを届けレースの〝現場〟を見学するとともに、競技車両を整備する先輩エンジニアからレースや車両ついて説明を受けた。

2名のチームドライバー、近藤翼選手と小河諒選手も観戦スペースを訪れ、藤波選手を交えたドライバートークショーを開催。その後、チームウェアなどの抽選会やサイン会なども行い、ふれあいの時間を過ごした。

トークショーでは、86/BRZレースの難しさや、富士スピードウェイの見どころを語った。

86レースの車両は、一般車同様ナンバープレート付きで、スピードリミッターも装着されている。「富士の長いストレートは半分過ぎると加速しないので、最終コーナーまでの後半区間で追いつき抜きます(近藤選手)」一方「富士はコース幅が広く、3台並走してコーナーに入ることもしばしば。86レースは各コーナーで楽しめます(小河選手)」と、顧客はドライバー視点の話に耳を傾けた。

チームドライバーによるトークショー。左から藤波、小河、近藤の各選手

さらに、決勝スタート前はスターティンググリッドへ移動し、両選手に声援を送るとともに、スタート前の緊張感や華やかなムードを堪能した。

決勝レースを前に先輩エンジニアから話を聞く新入社員

決勝レースは、近藤選手が予選7位、小河選手が同13位の位置からスタート。近藤選手は徐々に順位を上げ4位に。表彰台の一角を狙うが僅差で及ばす4位に入賞した。

小河選手は混戦の中一時的に17位に順位を下げるも、徐々に挽回。15位でレースを終えた。第5戦を終え、近藤選手がシリーズランキング2位につけ(トップとは0・5点差)、残る3戦(十勝、もてぎ、岡山)で2年ぶりのチャンピオン獲得を目指す。

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