独アウディ、新型「Q3 スポーツバック」を発表

新車情報

アウディAGは、ドイツ本国でコンパクトクロスオーバーモデル「Audi Q3 Sportback」を製品ラインナップに加えることを発表した。

 

アウディAGは、「Audi Q3 Sportback」の特徴は、力強さと高い精度を感じさせるデザインであると述べ、この2つの要素はすべてのデザインディテールに反映されているとし、以下の通り説明している。

ブラック仕上げの八角形シングルフレームグリルは、立体的なデザインが採用され、スポーティな印象を与えており、同じように、台形のエアインレットとフラットなブレードを備えたバンバーにも適用されている。クーペのようなラインを描くパッセンジャーキャビンは、コントラストカラーで塗装されたアタッチメントとともに、SUVならではのキャラクターを際立たせている。

低いルーフラインはフラットなDピラーへと流れ込み、ルーフエッジスポイラーへと繋がり、その結果「Audi Q3 Sportback」の全長は、姉妹モデルのQ3よりも長く見え、さらに、全高がQ3よりも約3cm低く設定され、筋肉質なフォルムをさらに強調している。ホイール上には、quattroドライブ(四輪駆動)の存在を暗示させる力強い造形が施されている。

リヤエンドは、光と影が織りなすコントラストが演出されている。エアロパーツに取り囲まれた低いウィンドー、エアインレットを統合したスポーティなバンパーが、「Audi Q3 Sportback」の幅広さを強調しており、リバースライトの形状も、これに貢献している。

リバースライトは、フラットなヘッドライトと同様に、内側に向かって先端が細くなっている。ヘッドライトに関しては、3つのバージョンを設定され、最上位のマトリクスLEDテクノロジーを使ったアダプティブハイビームは、運転状況に合わせてインテリジェントに路面を照らす。

 

■まずは二つのパワーユニットで発売

「Audi Q3 Sportback」は、ヨーロッパでの発売時、ガソリンとディーゼルエンジンが用意され、「Audi Q3 Sportback 45 TFSI quattro S tronic」は169kW(230hp)の最高出力を発生する2.0 TFSI エンジンを搭載する。一方「Audi Q3 Sportback 35 TDI S tronic」は2.0 TDI エンジンを搭載し、最高出力は110kW(150hp)となっている。

また、発売後間もなく、quattroシステムを採用したマニュアルトランスミッションモデルも追加される予定で、年内には、48Vマイルドハイブリッドシステムを採用したモデルが追加される予定となっている。

48Vマイルドハイブリッドシステムは、減速時にはエネルギーを回生し、低速走行時にはエンジンをアシストする。このシステムは、実際の走行条件で、100km走行あたり最大0.4ℓの燃料を節約することができ、上位モデルのエンジンにはquattroシステムが標準装備される。

システムの中心になるのは、リヤアクスルに設置された油圧式マルチプレートクラッチで、その電子制御システムは、優れた安定性、強力なトラクション、ハイレベルなドライビングプレジャーを融合している。quattroシステムは、スポーティな走行時に、ホイールセレクティブ トルクコントロールと協調して作動し、コーナー内側のホイールに軽くブレーキをかけることで、さらにダイナミックなハンドリングと安定性を両立している。

 

■オンロード/オフロード問わずスポーティな走り

「Audi Q3 Sportback」は、ステアリング操舵角が増すにつれて、よりダイレクトなギア比に変化するプログレッシブステアリングを標準装備しており、必要に応じて、ダンピングコントロール付きサスペンションを装備することも可能となっている。

ドライバーは、運転状況、道路状況、乗員の好みに応じて、標準装備されたアウディドライブセレクトやダイナミックハンドリングシステムを使用して、オフロードモードを含む六つの走行モードを選択することができる。また、ヒルディセントコントロールもオプション設定され、勾配6%以上の下り坂において、ドライバーが設定した速度を一定に維持して走行することが可能となっている。

 

■快適性と多用途性に優れるインテリア

「Audi Q3 Sportback」は、全幅は1.84m、全高は1.56m、ホイールベースは2.68mとなっており、広々としたスペースと、様々な用途に応えるインテリアを実現している。リヤシートには、3人分のスペースが確保され、標準で前後に130mmスライド機能が搭載されている。シートバックは3分割タイプで、7段階にリクライニングさせることが可能。また、ラゲージコンパートメント容量は530ℓが確保され、最大1,400ℓまで拡大することができるほか、積載フロアの高さは2段階に調整が可能で、その下にはリヤシェルフが用意されている。さらに、足の動き(キックアクション)で開閉可能な電動式テールゲートも、オプションで付けることができる。ほかにも、電動調整式フロントシート、シートヒーターがオプション設定されているほか、装備レベルに応じて、コントラストカラーのステッチが施され、サイドパネルに沿ってカラーストライプが入ったスポーツシートも用意されている。

 

■デジタル化が進むディスプレイと操作系

ディスプレイおよび操作コンセプトにおいては、ベース仕様でも、10.25インチのデジタルインストルメントクラスターが装備されており、ドライバーは、マルチファンクションステアリングホイールを使って、機能を操作することが可能となっている。最上位システムのMMIナビゲーションプラスを選択すると、数多くの追加機能が提供されるアウディバーチャルコックピットが組み合わせられる。

インフォテインメントにおいては、MMIナビゲーションプラスとともに、Audi connectオンラインサービスでは、車載SIMカードを介してネットワークに接続し、LTE-Advanced(LTEアドバンスト)規格に対応している。これには、オンライン交通情報やPOI(Point Of Interest)検索サービスなどが含まれている。Audi connectナビゲーション&インフォテインメントプラスパッケージには、Google Earthによるナビゲーションが含まれ、ボイスコントロールシステムは、クラウドに蓄積された豊富な知識を使用して、ドライバーの質問やコマンドに答えるシステムとなっている。また、無料のmyAudiアプリとアウディスマートフォンインターフェースで車両とスマートフォンを接続することで、ユーザーのAndroidまたはiOSスマートフォンを、車載インフォテインメントシステムに統合することができる。

 

■充実したドライバー支援システム

安全面では、“車線逸脱警告”と“車線変更警告システム”を含む四つの機能が標準装備されている。“車線逸脱警告”は、車両が車線内に留まるのをサポートし、“車線変更警告システム”は、車線変更時に他の車両が死角にいる場合など、危険な状況をドライバーに知らせる機能である。また、ドイツで販売されるモデルには、“アウディプレセンスフロント”が標準装備され、正面衝突などの緊急時に、視覚的、音響的、触覚的な警告をドライバーに発するほか、フルブレーキが作動するなどの安全対策が発動する。さらに、360°カメラ、パークアシスト、リヤクロストラフィックアシストなどが搭載された、“アダプティブドライブアシスト”がオプションで用意されている。