日産e.dams ブエミがフォーミュラEで初勝利

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7月13日(土)に開催された「ABB FIAフォーミュラE選手権」の第12戦ニューヨークePrixは、セバスチャン ブエミ(日産e.dams)がポール・トゥ・ウィンでチーム初優勝。この結果、日産e.damsはチームランキングで3位に、ブエミはドライバーズランキングで4位に浮上した。

 

日産e.damsは、今回のレースでシーズン6度目のポールポジションを獲得し、1シーズン中の最多ポールポジション獲得記録を塗り替えた。また、ここまでの12戦でスーパーポールシュートアウトにブエミは10回、オリバー・ ローランドは5回進出し、チームとしては合計15回進出するという記録を達成した。

 

ブエミは、第10戦のベルリンePrixから3戦連続の表彰台獲得。ブエミはこれまで、フォーミュラEで13勝、ポールポジションも15回獲得しており、どちらもフォーミュラEにおける最多記録となっている。日産e.damsチームとしては第9戦モナコ大会から4戦連続の表彰台となる。

 

日産グローバルモータースポーツダイレクターであるマイケル・カルカモは、「ここまで何度もポールポジションを獲得し、表彰台にも上がってきましたが、ついに勝利を飾ることができました。日産が表彰台の頂点に立ったことは、生涯忘れられない出来事になるでしょう。チームは勝利に値する仕事をしました。日産、e.dams、そしてNISMOの誰もが驚くべき努力を重ねてきました。本当にうれしいです。今回、体調不良でこの場にいない日産e.damsチーム監督のジャンポール ドリオにこの勝利を捧げたいと思います。彼もこの結果に興奮しているはずです」と述べた。

 

ブエミは、「前回の勝利から今日の勝利まで2年以上かかりました。大変感動しています。体調が思わしくない日産e.damsチーム監督のジャンポール ドリオにこの勝利を捧げます。レース終盤に入ったセーフティカーは私を助けてくれました。レースの序盤、エネルギーマネジメントは上手くいっているとチームから伝えられていましたが、後半は規定時間内に走行周回数を増やさぬよう、ペースを少しコントロールしました。チームの皆さんには本当に感謝しています。今、私たちはチャンピオンシップ争いの真っただ中にいます。次の予選では最初のグループで出走することになるため、いいスタート位置を確保するのは難しいかもしれません。しかし戦うトラックは今日と同じです。最善を尽くします」とコメントした。

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